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令和4年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2022-03-03
令和4年第1回定例会(第5日目) 議事日程・名簿 開催日:2022-03-03

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  1. 石岡市議会 2022-03-03
    令和4年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2022-03-03


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年3月3日(木曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は20名でございます。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の会議についても、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、議場へ出席する議員を半数程度とし、出席議員以外の議員におかれましては、別室でタブレットにより視聴することにいたします。  それでは、本日の議場出席者以外の議員におかれましては、ここで退室をお願いします。                     〔議員退室〕 2 ◯議長(菱沼和幸君) 次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりでございます。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(菱沼和幸君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 4 ◯1番(鈴木康仁君) おはようございます。1番・鈴木康仁でございます。  通告に従いまして3項目質問させていただきます。  まずは、市における競争入札についてでございます。入札については、私、定期的に質問させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。  まずは、一般競争入札における状況についてお伺いいたします。 5 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 6 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。一般競争入札受注割合のほうをご説明させていただきたいと思いますが、令和4年2月13日現在となってございますが、石岡市が令和3年度に発注をしてきました工事及び物品納入の入札で、一般競争入札入札件数は全体で107件となってございます。  参加要件の内訳でございますが、市内業者のみとしたのが100件で93.5%、市外業者まで拡大したものが7件で6.5%となってございます。
     このうちの受注割合でございますが、市内業者が102件で95.3%、市外業者が5件で4.7%となってございます。  以上でございます。 7 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 8 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。市内業者が多く捉えていることだということですばらしく、私としてはいいことだと思っております。  それでは、令和2年度、令和3年度で、入札条件等で変更点があれば教えていただきたいと思います。また、最低落札額決定方法について教えていただきたいと思います。 9 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 10 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。令和2年度と3年度の対応でございますが、議員からの定例会の中でいろいろご指摘されている点につきまして、私どものほうでもできる限り解消できるものは解消していきたいということでございまして、例えば清掃業務、設備管理の業務委託につきましては、市内本店を優先として、調達内容により市内業者を考慮して対応してきたということもございます。  また、過度な競争にならないような配慮をすべきだろうという、以前ご指摘を受けたところもあったかと思うので、そういったところ、各担当部署、所管部署のほうにその旨を、施行案的には担当部署から上がってきますので、その上で業者選定委員会を開催して決定していくということになりますが、その辺について担当所管部署のほうに助言、指導をしてきているところでございます。  それと、食器消毒保管関係物品購入につきましても議員からご指摘を受けたところでございますが、業者選考委員会の中では、そういった点を留意しながら、そういった多いんじゃないかというところについては選考委員会の中で指摘をしながら、十分留意してきたということでございます。  最低落札者ということでございますが、これまでの建設工事につきましては、これまでどおり最低制限価格を設けて、その中で入札をしていただいた方が落札をするということでございます。物品ですとか役務関係につきましては、現在、まだ最低制限ということが設けられてございませんが、今年度検討してございまして、令和4年度につきましては、そういった制度を導入していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 11 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 12 ◯1番(鈴木康仁君) 最低落札金額決定方法について、もう一度ご説明を願ってもよろしいでしょうか。 13 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 14 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。最低落札金額ということでございますが、工事等については最低制限価格を設けておりまして、その中で最低落札金額を下回らない額で一番低い金額を入れていただいた業者さんが落札するというのが基本となってございます。  以上でございます。 15 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 16 ◯1番(鈴木康仁君) その最低落札金額の予定価格に対してのパーセンテージとかは、固定で決まっているのか、それとも、ランダム係数等を入れての決定なのか、お伺いいたします。 17 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 18 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今、議員からございましたように、ランダム係数を掛けて最低制限価格を設けてございます。  以上でございます。 19 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 20 ◯1番(鈴木康仁君) 失礼しました。最低落札金額平均パーセンテージを教えていただければと思います。 21 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 22 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) 申し訳ございません。現在手元にございませんので、後ほど答弁させていただきたいと思います。 23 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 24 ◯1番(鈴木康仁君) それでは指名競争入札についても状況を伺っていきたいと思います。  応札状況、落札状況、そして、先ほどと同じ令和2年度、3年度で変更があった点があれば、教えていただきたいと思います。また、最低落札の、先ほどと同じ決定方法、決定の仕方、また、決定の最低落札額のどのぐらいのパーセンテージになっているのかもお願いいたします。 25 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 26 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。まず、受注の状況でございますが、これも令和4年2月13日現在の数値となってございますが、3年度に発注をしました工事及び物品納入などの入札のうち指名競争入札入札件数は、全体で235件でございます。  参加要件の内訳でございますが、市内業者のみとしたのが144件で61.3%、市外業者まで拡大したものが47件で20%、また、市外業者のみとしたものが44件で18.7%となってございます。  受注の割合でございますが、市内業者が156件で66.3%、市外業者が79件で33.7%となってございます。  それで、割合のほうについて、先ほどの最低制限のほうにつきましてのパーセンテージ的なものも、また、手元にございませんので、後ほどご答弁させていただければと思います。  変更点につきましてでございますが、先ほどの中でも一部触れさせていただいてしまったんですが、一般競争入札の条件の中で、やはり市内業者を優先させていくということを基本に、また、過度な数にならないようなことの対応を図ってきてございまして、前回もご指摘を受けております過度な競争につながらないように、業者選考委員会の中で十分留意をしながら指摘をして、進めてきているところでございます。  以上でございます。 27 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 28 ◯1番(鈴木康仁君) 一般に比べてやはり指名が、市外業者の落札が増えているということは、恐らく市内に特殊的な業者がないので、そういった専門的な部分で市外に発注しているのかな、指名をかけているのかなと想像するんですけれども。私も建設業を営んでおりまして、同業者が市の工事をしているところなんかを車で通ると、いろいろ立ち話をしたり余談でいろんなお話を伺っております。指名入札の部分で、やはりここは改善したほうがいいのではないかと思うので、そこをお伺いしたいんですけれども。  たまたまとある市営住宅の解体工事の現場を通ったときに、そこは老朽化で、恐らく都度都度解体はしていくんだろうと思うんですけれども、空き家がもう既に何軒もある中で、すごく小規模な建物を1つ解体していたんですね、これ、何棟解体するんですかと業者さんにそこで聞いたらば、今回はこの1棟だけなんですということで、落札金額はとお聞きしましたら、130万ぐらいだったですかね。ぎりぎり入札になるような金額。市のことを考えても、確かに落札業者を増やして工事を小さく分けるということも1つの考え方かもしれないんですけれども、やはり経費とか、まとめたほうが工事が安くなるもの、明らかに、例えば重機の回送料であったり、そういうものもありますので。あと、やっぱり私ら、よく公共事業をやっていたときに言ったのは、小さい工事でも大きい工事でも、書類の出す量って正直そんなに変わらないので、管理費を考えると、やはりある程度はまとめられるものはまとめて発注が理想だと思うんですけれども、そこについてのお考えはいかがでしょうか。 29 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 30 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいまの議員からご指摘がございました点でございます。私どもでも把握をしてございまして、担当部署のほうには、1棟ということではなくて、複数棟あるのであればまとめて工事は出すべきだろうということで指導をしてございます。そうした中で、まだ十分でない点があるのかなというふうに感じてございまして、そこは、引き続き、私どものほうでも事業所管課のほうに助言、指導していきまして、それをまとめてきちっとやっていってくれというお話はさせていただきたいと思っております。また、関係部署にもそういった旨のお話をさせていただいて、ルールをきちんと決めながら実施していければというふうに思ってございます。  以上でございます。 31 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 32 ◯1番(鈴木康仁君) よろしくお願いします。  3番の入札制度に関する考えを伺っていきたいと思います。  やはり地元の企業を育てるということも、市としてすごく私は大事なことなのではないかなと思っております。震災とか災害が起きたときに、やはりいち早く駆けつけてくれて市町村に協力してくれるというのは、地場の企業だという考えは私は変わりません。  その中で指名委員でもある副市長は、指名に関してのお考えの部分で、また一般競争だと条件に値するんですかね。その条件選定の中でどのような考えをお持ちか、教えていただければと思います。 33 ◯議長(菱沼和幸君) 副市長・田所君。 34 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁申し上げます。議員、いろいろ今ご質問されました。先ほども市営住宅の解体の件、私もこの委員会で指摘させていただきました。この1棟だけでいいのかというようなお話、経費の面で非常に大事です。  あと、やはり市内業者さん、議員からもるるご指摘、前回、前々回、ご質問がありました。やはり改善すべき点はいろいろあるし、市内業者を育成しないと、確かに災害等でご尽力いただく業者さんを大切にしたいと。育成、こちらも努力しながら、皆さんとやっていただきたいと。専門的なところで、なかなか請け負えないといった事実もございますけれども、それはそれとして、やはり建設その他の関係、地元業者さんを優先的に入札に参加して、そして落札していただいて、地元にお金が落ちて、市内全体が発展できるような形になっていければいいということで考えてございます。制度につきましても、まだ改善点がいろいろあろうかと思いますので、ご指摘をいただきながら、ご指導いただきながら、改善に努めてまいりたいというふうに思ってございます。 35 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 36 ◯1番(鈴木康仁君) 副市長、本当にありがとうございます。考えが私と同じですので、ぜひそのまま自信を持って行っていただければと思います。  そこで市長にもお伺いしたいんですけれども、地元を優先的に指名にかけていく、そして入札をして仕事をしていただくということは、私は、地元の業者を特別扱いするわけではなく、本当にそこで働いている雇用を守る、そしてそこで働く人、そしてまた車、重機も、そこの地元でガソリンを入れたり整備をしたりと、すごく間接的には地元の企業に発注するということが、この地場にとって経済効果もありますし、本当に市長が掲げる協働のまちづくりという点でもなるんじゃないか。地元の企業が育成すれば、本当にこの市を支えてくれると思うんですけれども、市長は、入札に関してどのようなお考えをお持ちでしょうか。 37 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 38 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。地元企業育成につきましては、地域産業経済の活性化を図る上でも重要であると認識しております。議員おっしゃるとおり、地震や台風などによる大規模災害など、いざというときに市内業者が復旧、復興へ協力してくれること、また、生活基盤を支えていただけるということは、市民の財産であると思っております。  また、地元企業、団体、事業者などによる支援が非常に大きな力となりますことから、地元企業育成は、臨機の対応や地域の経済循環や地域産業経済の活性化を図る上でも重要であると認識をしております。継続的な支援を行ってまいりたいと思います。 39 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 40 ◯1番(鈴木康仁君) 今議案で入札監視委員会なども出ておりますが、入札は公平に適正でなければいけないと思うんですけれども、あくまで、工事や物品購入もそうですけれども、適正な予算組みがされているわけですので、決して落札率が低いから適正な競争だとは私は思っていません。ぜひ、市長には、自信を持って本当に地場の産業を育成するんだという気持ちがあれば、市だけの業者に出してずるいんじゃないかとか、偏っているんじゃないか、何かではないかなんて言われないはずですので、そこはしっかり理念を持って対応していただければと思います。  続きまして、2項目目に入らせていただきます。  青少年のスポーツ育成及び支援についてお伺いしていきます。  昨年の東京オリンピック、そして先日は北京オリンピックが行われ、各国の選手たちのすばらしい活躍の姿に、私もテレビを見ていて本当にすばらしいなと思いました。私も子どもの頃は野球に夢中で、その活動の中で様々な学びと友情を得ることができました。当時、支えてくれた少年団の監督やコーチ、私にとっては今でも本当に感謝しております。また、今日は教育長もおいでですが、当時バットを片手にサングラスをしながら鬼顧問だった教育長の姿も、私は鮮明に覚えております。  それでは質問させていただきます。  青少年育成について、市のお考えについてお伺いしていきます。  私は、青少年育成において、スポーツの果たす役割は極めて大きいと思いますが、市は、青少年スポーツ育成についてどのようなお考えをお持ちか、お伺いいたします。 41 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 42 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。青少年を健全に育成するために、スポーツの果たす役割は極めて大きいものと考えてございます。青少年がスポーツに親しむことは、生涯にわたってたくましく生きるための健康や体力の基礎をつくることはもちろん、心の成長にもつながります。例えば、サッカーや野球などの団体競技では、協調性や仲間を思いやる心が、また、剣道や柔道などの武道では、礼節や相手を敬う精神が生まれます。当市において、スポーツを通じて健康と健全な心身の発展を図り明るく豊かな生活に寄与するためのスポーツ施設を設置し、青少年のスポーツ育成を図っている状況でございます。  以上です。 43 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 44 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。部長も私も全く同じ考えであるので、本当にほっとしております。  それでは、次に、市のスポーツ環境の現状についてお伺いいたします。  現在、石岡市の所有するスポーツ施設の数について、お伺いいたします。 45 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 46 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。市のスポーツ施設でございますが、スポーツ振興課所管内で、体育館が4施設、陸上競技場が1施設、プールが2施設、野球場が5施設、サッカー場が1施設、テニスコートが2施設、多目的広場が3施設、武道館が1施設、弓道場が1施設、ターゲットバードゴルフ場が1施設。  以上でございます。 47 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 48 ◯1番(鈴木康仁君) ちなみに、参考までにお聞きします。野球場が5施設あると思うんですけれども、この中で硬式の野球ができる球場は何施設あるんでしょうか。 49 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 50 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡市において硬式野球ができる野球場はございません。 51 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 52 ◯1番(鈴木康仁君) 硬式の野球場が一個もないっていうのは、何か理由があって、設備の面でできないという、広さの面とか、何か理由を教えていただきたいと思います。 53 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 54 ◯教育部長(豊崎康弘君) 野球場の中で一番大きな施設が柏原の野球場となりますが、軟式専用となってございます。それには、硬式ですとボールの飛距離が飛ぶことになりますので、対応するネット等が設置されていないということで、硬式ができる野球場はないということでございます。  以上です。 55 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 56 ◯1番(鈴木康仁君) そうですか。そうすると、私が子どもの頃も石岡にはリトルがないって言われていて、その頃と何の変化もなかったということですね。ありがとうございます。  それでは、参考資料で、私、以前に利用状況を伺っているんですね、各施設の。その中で、今後、利用状況を鑑み、施設を廃止、また設備の充実をしていくようなお考えがあるのか、お伺いします。利用がほとんど少ない球場も多々あると思うんですけれども、施設もそうですね。その辺の状況を教えていただきたい、予定も含めて。 57 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
    58 ◯教育部長(豊崎康弘君) 利用頻度が著しく少なくなっているスポーツ施設については、利用者の意見を尊重しながら、廃止や借地返還を視野に入れた検討を進めてございます。現在のところ、小井戸野球場、ここについて借地の返還を予定しているところでございます。  以上です。 59 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 60 ◯1番(鈴木康仁君) やはり大切な税金を使ってやっているものなので、利用がないところは返して、逆に、そこで浮いた予算を新しい設備に回していくというのが本来の姿かと思います。ニーズというお言葉が今出ましたけれども、今、このまちでスポーツをやっている子どもや大人も含め、本当に何が、どんな施設が求められているのか、そういったものを管轄する教育委員会は、しっかりと真摯に受け止めて対応しなければならないと思うんです。  ちなみに、球場とかテニスコートもそうだし、プールに関しては監視員が必ずいるのはあれでしょうけれども、一般の球場とかアリーナと言われている部分で、管理体制についてはどうなっているんでしょうか。常駐していない。例えば染谷野球場とか、柏原の球場なんかもそうだし杉並のスポーツ広場もそうなんでしょうけれども、管理はどのようにされているんですか。お伺いします。 61 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 62 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。染谷球場、小井戸運動広場、それから杉並少年スポーツ広場、あとは柏原の球技公園、あとは柏原のサッカー場もそうですが、常駐している人は、今、議員ご指摘のとおり、おりません。  そういった中で、鍵の開閉等につきましては、柏原運動公園のほうで指定管理になっていますので、そちらへ申込み等も行っているところですが、そういう鍵の開閉についてやっているところでございます。  以上です。 63 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 64 ◯1番(鈴木康仁君) やはり提出いただいている稼働率を見ると、常駐していなかったり管理がずさんな球場ほど使用率が悪い。以前、私、染谷球場に行ったときに、ベンチの中を見てがっかりしたんですね。それはなぜかというと、本来、選手や監督が座るベンチに土砂が流入して、そのまんま放置されているような状況。私が子どもの頃に染谷球場というのは造ったんですけれども、その頃は子どもですから、すごく大きく感じて、すごく立派な球場ができたって自慢げだったんですけれども、それが、造ったはいいが、そのまんま老朽化していくというか、大した手も入っていないんでしょうね、あれ。土砂で埋まってしまっていたり荒れている状況を見ると、本当に悲しくなります。やはり管理面でも石岡市はしっかりと管理していかなければならない。管理できない物件に関しては、本当に返却や取壊しも考えたほうがいいと私は思っています。  それでは、次に移ります。  市の青少年へのスポーツ支援についてお伺いしていきます。  現在のスポーツ少年団とスポーツ団体への施設料の減免など、支援策はどのようになっているのか、お伺いいたします。 65 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 66 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。石岡運動公園、八郷総合運動公園、朝日スポーツ交流施設の使用につきましては、市内のスポーツ少年団が使用する場合には、平成29年4月1日から令和4年3月31日までの5年間について、使用料を4分の1として減免措置を適用しております。この理由につきましては、八郷総合運動公園の有料化に伴う段階的な措置として、また、国体やオリンピック開催を見据え、スポーツに対する機運醸成を図るため減免してきたものでございます。今年の3月31日をもって使用料減免期間が終了となりますが、石岡市スポーツ少年団から、この減免措置を令和4年4月1日以降も継続していただきたいというような声もありますことから、調査研究をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 67 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 68 ◯1番(鈴木康仁君) 今年度で終わってしまって、4月からは何と答えていましたかね。近隣市町村の状況を見て延長するか、また始めるか廃止にするか決めるということの答弁だったように私は解釈しているんですけれども。本当にコロナ禍で、親御さんの所得にも影響があったり、遊び盛りや運動盛りの子どもが外に出れない環境が続いている中で、また、そこでハードルを上げるというものはいかがなものかと私は思うんです。近隣市町村のことなんて、私は全然気にしていなくて、石岡市としてどうするのかということをやればいいんじゃないかなと、周りを見てばかりではどんどんどんどん置いていかれてしまいますよね。教育長、これ、どう考えておりますか。 69 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。 70 ◯教育長(児島裕治君) 実際にこのコロナ禍の中、子どもたちの体力の低下、そういったことも今懸念をされているところがございます。そしてまた、少年団と社会体育の中で、子どもたちの健康を維持して、また、健全育成にも尽くしていただいている、そういうところもございます。使用料の減免等について、一旦ここで期限が終了ということにはなりますけれども、今後について、そういったことも含めながら調査研究ということもございましたけれども、前向きに検討していければというふうに考えてはございます。  以上です。 71 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 72 ◯1番(鈴木康仁君) 同じ質問を市長にも、考えをお伺いしたいと思います。減免措置の分野、例えば、石岡市独自で、本当に少年団や学校の部活とかで協力していただいている親御さんが、例えば指導員の資格を取るための補助金とか、そういったものに対する支援のお考えはどうでしょうか。 73 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 74 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほど、教育長から答弁がありましたように、青少年スポーツ、ましてやスポーツ少年団、そういったものの支援は、市としてしっかりやっていかなければならないと思っております。今、学校現場でも、部活動の在り方、様々なスポーツに対する取組が大きくコロナ禍の中でも変わってきております。そういった中におきましても、しっかり青少年に対するスポーツ振興、そういったものに支援をしてまいりたいと思います。いずれにしましても、先ほど、部長あるいは教育長から答弁がありましたように、検討してまいります。 75 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 76 ◯1番(鈴木康仁君) 私が望んでいるのは、検討していただくこともいいんですけれども、ここで市長にお願いしたいんです。力強く、青少年の育成に関する部分ですので、石岡市はやっていきます。例えば、子どもたちが、まだいっぱい穴があるんですよ。野球をやるのに、グラウンドを借りるとすれば、グラウンドは今までは減免があった。だけど、ナイターのは高いままだとか。そうするとやっぱり、その負担はどこに来るかというと、子育て世帯なんですね。  市長、答弁書もいいんですけれども、本当に市民が求めているものに対して、私は、やっぱり執行者である市長がリーダーですので、リーダーがやっていくぞと言えば、教育長も教育部長もそれに沿っていくと思うんです。なので、その辺を含めて、今後どのようなふうにやっていくのか、もう一度聞かせていただければと思います。 77 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 78 ◯市長(谷島洋司君) 市の青少年へのスポーツ支援についてお答えいたします。明日からいよいよ北京パラリンピックも開催いたします。また、今回の冬季北京オリンピックでは、日本選手の大いなる活躍により過去最大の18個のメダルを獲得する快挙を達成いたしたところでございます。このことは、スポーツに関わる方のみならず多くの若者にも感動を与えたものと感じている次第であります。  当市においては、優秀な成績を収め、当市のスポーツ水準の向上を中心に表彰するスポーツ振興奨励表彰や、スポーツ少年団活動を通して青少年の健全育成を図るために、スポーツ少年団が行うスポーツ振興及び指導のための補助金を交付するなどして支援をしております。  さらに、行方市、小美玉市、茨城町における公の施設の広域利用に関する協定を既に結んでおりますが、新たにかすみがうら市を加え、市外のスポーツ施設も当市の青少年が有利に使用できるよう、進めてまいります。  引き続き、青少年が継続してスポーツを楽しめる環境づくり、施設整備、利用料支援を推進し、スポーツを通じた青少年の健全育成に生かせるよう努めてまいります。 79 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 80 ◯1番(鈴木康仁君) なかなか市長もお立場があるんでしょう。私が望んでいたはっきりとした明確な回答は得られませんでしたけれども。本当にスポーツってすばらしいんですよね。このまちから、例えばプロサッカー選手が出たりプロ野球選手が出るということは、市民にとっても誇りだし、ただ、そのとき、なってから垂れ幕を作ったり何だりで応援しているような装いをする市では、私はいけないと思うんです。一緒に育てていく市にならなくてはならないと考えております。  本当に私が小さい頃で言えば、今、個人名を出しちゃいけないですけれども、控えますけど、市民課にいる先輩がプロ野球に入ったとか、スーパースターのようでした。自分もそうなりたいって思いました。そんな、子どもに夢を持たせ、市民に、自分のまちからプロ野球選手、プロサッカー選手、プロバスケット選手、プロテニス、バドミントンもそうですね。出たんだという誇りを持って、逆に、一生懸命こうやって市が支援をしていれば、その方々が、もしプロになられたときにでも、本当に市に、逆に還元をいろんな意味でしてくれると思うので、ぜひ、ありきたりの言葉だったり周りの出方なんて気にせずに、石岡市はスポーツを推進していく。しっかりやっていただきたいとお願いします。  それでは、3つ目に入らせていただきます。  狭隘道路地内の救急搬送についてお伺いします。  現在、救急搬送(狭隘道路地内)についての状況をお伺いいたします。 81 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 82 ◯消防長(岡野 勉君) 狭隘道路地内での救急活動内容についてご答弁を申し上げます。救急車が進入困難な現状では、救急隊が道路狭隘と判断した際には、無理をしないで侵入せずに、待機スペースのある場所に救急車を停車させて、そこから傷病者を搬送する担架及び救急資機材を携行いたしまして、徒歩にて傷病者宅へ急行いたします。その場合、現状には、活動人員、いわゆるマンパワーの増強が必要でございますので、増強を図り、救急隊員3名のほか消防ポンプ隊員2名の増強を行いまして、救急車とポンプ車のペア連携出動として活動を行っているところでございます。  以上でございます。 83 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 84 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。参考までにちょっとお伺いしたいんですけれども、現在の救急搬送に使用している救急車の車種というか、教えていただければと思います。 85 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 86 ◯消防長(岡野 勉君) 現在の救急車の車種でございますが、トヨタ製のハイメディック高規格救急車でございます。  以上でございます。 87 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 88 ◯1番(鈴木康仁君) 救急車全てハイエースということでよろしいでしょうかね。そうなってくると、結構ハイエースって大きな車格を持っていると思うんですけれども、実際に、救急出動件数のうち、狭隘道路で車両ができなかった事案というのは、どのぐらいの割合であるんでしょうか。 89 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 90 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。令和3年中の道路狭隘による搬送困難事案件数につきましては、5件ございました。内容といたしましては、石岡消防署管内で4件、八郷消防署管内で1件の計5件でございます。  以上でございます。 91 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 92 ◯1番(鈴木康仁君) 5件あったということを理解しました。  それでは、市内における搬送困難箇所の件数を把握していれば教えていただきたいと思います。 93 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 94 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。現在、市内において、道路狭隘による救急車の進入が困難である住宅の軒数でございますが、署所別で申し上げますと、石岡署管内が46軒、柏原分署管内が36軒、愛郷橋出張所管内15軒、八郷消防署管内34軒、山崎出張所管内4軒の合計135軒の住宅が対象となってございます。  そのうち、救急車が停車できる位置から傷病者宅までの搬送距離が50メートルを超えるものにつきましては98軒ございまして、救急車とポンプ車のペア連携出動の対象としてございます。また、搬送距離が50メートル未満の住居37軒につきましては、救急隊のみの出動としておりますが、そのときの出動の状況、あと、雨天時や夜間において対応する場合には、こちらもペア連携出動の対象としてございます。  以上でございます。 95 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 96 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、次に、小型救急車の配置のお考えについてお伺いしていきたいと思います。  今後、狭隘道路等、搬送困難箇所の対策として、なかなか狭隘道路はすぐにはなくならないので、小型救急車を配置したほうが、それで100%カバーできるとは思っていませんけれども、一次搬送で活躍できるんじゃないかと考えておりますが、導入の計画とか、お考えについてお伺いします。 97 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 98 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。導入の計画自体は、今のところはございませんが、配置についてお答え申し上げます。  小型救急車は軽自動車のワンボックスタイプであり、道路狭隘でも進入が可能で小回りが利くというメリットもございますが、その反面として車内の空間が少ないことから傷病者の応急処置も極めて難しく、積載する救急資機材も限定されまして、また要請内容によっては資機材の入替えなどが必要となるデメリットもございます。  また、既に配備されている消防本部へ調査をしたところ、小型救急車は、単体での救急活動が困難であり、現在当市で行っておりますペア連携での、やはりポンプ車と同じ考えで救急支援で使用しているという状況でございました。そちらの消防本部では、救急隊員3名と小型救急車2名で、ペア連携出動で対応しているとの状況でございました。  今回、議員からご提案いただきました当市消防における小型救急車の配置につきましては、救急活動時間等を十分精査しまして、また今後、他市町村の配備状況、また動向などを注視しながら、前向きに調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 99 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 100 ◯1番(鈴木康仁君) 今消防長が言われた導入箇所というのは、恐らく神奈川県の藤沢のことかなと思うんですけれども。ぜひ、私、進めていただきたいと思っているのは、ふだんの救急搬送、また狭隘道路地内のことだけではなくて、例えば、災害が起きたときとか林道であり、例えば恋瀬川の土手だったり、恐らくハイエースの救急車はなかなか進入が困難だと思うんです。決して、救急車で病院まで運ぶということではなく、一時中継場所まででも持っていっていただければ、そこからは連携ができると考えております。  また、私も、先ほども言っていましたが、建設業をやっていた中で、震災のときに、ふだんは通れる道路が、段差もそうなんですけれども、液状化現象でマンホール等が、道路の真ん中、マンホールは真ん中を大体通っているんですよ。ぼんっと浮き上がってきたときに、小型軽自動車、小型救急車だったら通れるようなスペースも、恐らくハイエースや一般の車では入っていくことが困難で、搬送困難な場所がもっともっと増えていくと思うんです。そういうことも鑑みて、決して、小型救急車の設備を一般の救急車と同じにしろというのではなく、本当に中継に使うため専門でもいいと思うんですけれども、そういうのに備えることも大事なんじゃないかと思います。  本当に、いつ災害は来るか分かりません。走破性が高い小型なものを1台、余裕があれば準備していくお考えもご検討を願えればと思います。こちらは答弁は結構です。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 101 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君に申し上げます。  先ほど、保留した答弁が整ったということでございますので、答弁を求めます。  総務部長・越渡君。 102 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) 先ほど保留させていただいておりました最低制限価格の平均率についてご答弁をさせていただきたいと思います。一般競争入札におきましては、同工事の例となりますが、予定価格に対する最低制限価格の平均率は86%から89%の間が多い傾向となってございます。指名競争入札につきましても同様の傾向となってございます。  以上でございます。 103 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 104 ◯1番(鈴木康仁君) 私が思っていたより高い比率だったので、ほっとしております。なぜかというと、本当に最低価格をあまり低くしてしまうと、正直、事業内容がきつい時期とか、そういうときに無謀な競争を生んでしまったりする可能性があるので、やはり公共の工事ですので、しっかりとした予算というか積算根拠があるわけですから、ある程度の水準を保たなければ、私は決していい工事もできないし、いい安全管理はできないと思っております。なので、その辺も注意しながら、工事の出来栄えを見ながら、もし、工事が荒くなってくれば比率を上げることも1つの考えかなと思っております。ありがとうございます。  以上で終わります。 105 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午前10時50分休憩             ──────────────────────                   午前11時01分再開
    106 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 107 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口忠男です。今日、通告1つしてありますので、簡潔に答弁をお願いいたしたいと思います。  今日の通告は、SDGsの取組についてです。SDGsは、2015年の国連サミットにおいて、国際社会が抱える環境や人権などの多くの課題を解決するために2030年までの持続可能な開発目標として17のゴールと169のターゲットを定めたものです。そのように言われるととても大きなものだと感じてしまうかもしれませんが、これは日本という国、石岡市という地域にも当てはめて考えることができるものであります。石岡市という地域にも当てはめまして、そして、日本でいう地方創生の推進がこれに当たるのではないかと思っているところであります。そのため、日本においても、その機運は高まっております。国において、地方創生にSDGsの理念を取り入れることを推奨していますし、各自治体においても、まちづくりにSDGsの理念を取り入れる動きが加速しております。SDGsは、その全ての目標に取り組むのではなく、地域の実情に合わせて活用することを推進しています。本市であれば、本市の優先させるべき課題を洗い出して、その優先課題に焦点を当て、対応するSDGsを反映させることを進めていくよう求めているものであります。  そこで、まず質問をさせていただきます。石岡市の置かれているこの現状、また、このSDGsの認識、それに対して、これまでの取組についてお伺いをいたします。 108 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 109 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。本市の現状やこれまでの取組についてご答弁申し上げます。  気候変動や経済格差などが世界的に問題となっている中、その解決策の1つとしてSDGsに係る機運が全国的に高まっております。本市におきましても、人口問題をはじめとして雇用や教育環境など、多くの分野にそれぞれ課題があると認識しております。そのため、SDGsの推進に取り組んでおりまして、この定例会に上程させていただいております新しい総合計画をはじめとしまして、各種計画において施策目標とSDGsの17のゴールの関連づけを行うなどしております。  また、市が一体となってSDGsを推進していくためには、まずは皆様に正しくSDGsを知っていただくことが大切であるという認識ということで、その認識の下、今年度は市民の皆様と職員のそれぞれに向けてセミナーを開催し、周知啓発に努めてまいったところでございます。  以上でございます。 110 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 111 ◯15番(関口忠男君) 今、部長の答弁聞きまして、これからが始まりだという感じでございます。そういった中でどのように推進していくのか。周知はいいんですけど、その後ですね、推進、また、その取組、それについてお伺いをいたします。 112 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 113 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。今後の取組でございます。さらなるSDGsの推進のため、今年度に引き続きまして市民の皆様向けのセミナーの開催や啓発冊子の配布、あと、パネル展示などを行いまして周知啓発に努めてまいりたいと考えております。  また、この4月から始まる新しい総合計画におきまして、施策目標とSDGsの17のゴールを関連づけております。SDGsへの取組を意識した事業展開を進めまして、その進捗を管理してまいりたいと考えております。  以上です。 114 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 115 ◯15番(関口忠男君) これはテーマがかなり大きいので、SDGsというのは全てに関係してくるんですね、個人でも関係しますね、環境問題にも関係する。使っていないスイッチは切るとか、そういうのもSDGsにつながってくるんですよね。個人個人ができるんですよね。そういうことも周知していただきたいと思っております。  そこで、今、進捗を管理していきたいということですけど、取り組む施策、これについてもう少し細かい説明をいただきたいと思うのですが、この定例会に上程されている新しい総合計画の施策目標とSDGsの17のゴール、関連づけたということですが、この総合計画になぜ開発目標を取り入れたのか、掲げたのか。その理由をお聞かせいただきたいと思います。 116 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 117 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。SDGsの掲げる誰一人取り残さない社会の実現や持続可能な開発目標である17のゴールには、まちづくりに欠かせない要素が数多く設定されております。また、理想とする社会の実現のために、環境、経済、社会の3つの側面から統合的に取組を進めていくという考え方もまちづくりに必要なものであると認識しております。まちづくりは、市に関係するあらゆる主体が連携して取り組んでいくべきものでございます。そういったことから、まちづくりの羅針盤である市の総合計画に世界の共通言語と言われているようなSDGsの目標との関係を示すことで市民の皆様に分かりやすく伝え、同じ方向性を持って共にまちづくりを進めていきたいと考えたものでございます。  以上です。 118 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 119 ◯15番(関口忠男君) 市のまちづくりの方向性とSDGsの関係を分かりやすく示すために総合計画にSDGsの17のゴールを取り入れたということですが、それでは、総合計画にSDGsをどのように落とし込んだのか、そして、今後どのように管理していくのか。その方法についてお伺いをいたします。 120 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 121 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。新しい総合計画は、議員の皆様のご意見をはじめ、市民や有識者の皆様、そして、我々執行部のほうの考えについて惜しみない議論を経て策定を進めるということで、市の目指すまちづくりの方向性を導き出してまいりました。そのようにして策定しました総合計画の各施策にSDGsとの関係性を整理しながら17の目標の落とし込みを行いまして、施策とSDGsのつながりを表わしているところでございます。  そのため、総合計画の着実な実行はSDGsの達成に結びつくと考えておりますので、今後は、計画、実行、評価、見直し計画、PDCAサイクルに沿いまして、総合計画とSDGsの進捗を一体的に管理してまいりたいと考えております。 122 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 123 ◯15番(関口忠男君) それでは、最後の質問項目に移りたいと思います。  SDGsには、2030年までに誰も取り残さない、されない、持続可能な社会の実現という目指すゴールが設定されています。一方で、新型コロナウイルス感染症の発症、蔓延によって、国連でSDGsが定められた2015年のときと世界の情勢は大きく変わっておりまして、目標までの道筋も今後軌道修正が迫られるのではないかなと思っております。  そこで、市としてもコロナ禍で計画どおりになかなかいかないと思うんですけど、SDGsの理念をコロナ禍で変化した状況の中でどのように推進していくのか。先ほど、計画、実行、評価、見直し計画、PDCAサイクル、これがその答えなのかもしれませんが、これについてお伺いをいたします。 124 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 125 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。新型コロナウイルス感染症でございますけれども、私たちの暮らしを一変させまして、新たな課題と新しい社会への転換をもたらしたのではないかと思います。例えば、これまで当たり前でありました通勤や通学という手段ですかね。今はその代替としてオンライン教育やリモートワークなどのデジタル化が推進してまいったというところでございます。  感染症の蔓延によって健康や経済などが不安定になりつつも、一方ではデジタル化の普及によりまして質の高い教育や働き方改革が推進されるなど、これまでの社会課題の解決を早めるきっかけとなった側面もあると感じております。コロナによる社会の転換は新たな需要を生み出しております。まちづくりを通じてその新しい需要を捉えまして、SDGsに貢献する事業を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 126 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 127 ◯15番(関口忠男君) これまで担当部長にいろいろ質問して答弁いただいたんですけど、最後に市長にまとめという形で答弁いただきたいと思います。市の目指すゴール、市の目指す理想のまちづくりについて、SDGsの理念を生かした市の目指すゴールとは市長はどのように考えているのか、お伺いをいたします。 128 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 129 ◯市長(谷島洋司君) SDGsの理念をどのようにまちづくりに生かし、どのようなゴールを目指すのかについてお答えいたします。  SDGsの掲げる誰一人として取り残さない社会の実現という理念は、私の目指す「共生・共育・共働のまちづくり」と方向性を同じにするものでございます。いまだ先行きの見えないコロナ禍において、社会はかつてないスピードで変化を続けております。このような不安定な環境だからこそ、SDGsの理念の下、多様なつながりを大切にして、市民の皆様に安心して住み続けていただけるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  そのために、行政だけではない、企業や様々な団体、市民の皆さんお一人お一人が自分事と捉えていただき、自らまちづくりに関わっていただくことが大切だと考えております。そして、理想とする全ての市民が幸せを感じられるまち、特に子どもたちが未来に夢を描けるまちの実現に向けて、皆様と共に石岡市の未来をつくっていく所存でございます。 130 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 131 ◯15番(関口忠男君) 市長、何回も同じような質問ですみませんけど、どうも答弁ありがとうございました。  SDGsが目標に掲げる貧困の解消、質の高い教育環境、平等や協働など、その多くは人にも環境にも優しいまちづくりに通じるものであります。これは、今を生きている私たちを守るだけでなく、人口減少が進む中、このままこのまちを未来に引き継げるか、石岡市の未来を守れるかということにも関わってくると思います。  市長が答弁されたように、未来を描けるまちの理想のために、今後ますますSDGsを活用しながら未来を見据えたまちづくりに取り組んでいただくようお願いしまして、私の質問を終わります。  以上です。 132 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。この休憩は執行部の入替えのみの休憩といたしますので、出席されている議員各位におかれましては、着席のままお待ちいただきますようお願い申し上げます。                   午前11時17分休憩             ──────────────────────                   午前11時18分再開 133 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 134 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井です。どうぞよろしくお願いいたします。  今回は、項目2つ、質問してまいりたいと思います。  私が一般質問に対して1つ考えていることは、動画配信もありますし、皆さんに分かりやすく端的に質問していきたい。それによって市政に興味を持っていただき、この議会でどういったことをやっているのか、市はどういうことを考えているのかということも皆さんにお知らせするために頑張ってやっていきたいと思います。その頑張ってがいつも力が入りまして無駄に長くなってしまうことを反省点といたしまして、今回はしっかりと原稿を基に揺るぎない質問をしてまいりたいと思います。  まず、1点目は、柿岡商店街の活性化についてでございます。それについての質問をいたします。  今回、柿岡商店街の活性化についてお尋ねをしてまいります。今、商店街は、郊外のショッピングモール出現以来、商店街の多くはシャッターを下ろし、非常に寂しい状況にあります。これまで活性化対策については、商工会や行政と一緒になり、様々な取組をされてきたところであります。そういう中にありまして、現実的には、今後、商店街を存続していくために厳しい状況にあると思います。  思い返しますと、かつての柿岡の町の中というのは本当に多くの人が行き交いまして、子どもながらににぎやかな町だなと思っておりました。それからだんだんと月日が流れまして、お店も閉めるところが出てまいりました。また、車の通過のための道となって、スピードを上げて通りすぎる、こういう町なかになっております。非常に残念です。  全国的にシャッター化していく商店街が増えていく中で、地域の特性を生かし生き残る元気な商店街というものがあることも、これは事実であります。今回お聞きします柿岡商店街、これは、いわゆる仕掛けによってはすばらしい商店街、元気な商店街になるのではないかと考えております。皆さんも行ってみると分かると思います。最初にパン屋さん、喫茶店がありまして、ずっと坂を上がってきますと鮮魚店、その先にお菓子屋さん、また、お肉屋さん、郵便局、銀行、理容店やスポーツ店、書店もありますね。お花屋さん、そして酒屋さん、文房具屋さん、自転車屋さん、こういった店が連続して1つの通りの両側にあります。今もお店を開いております。これは、ひとえに商店主、商店街、商工会の頑張り、そして地元の方が商店街に行っていると。また、ほかからも人を呼び寄せる魅力があるという表れではないかと思っております。生き残る商店街の共通点と言われる中に商店街に行くことが目的になり得ること。いわゆる商店街の目的化と言われております。まだ本来の商店街が柿岡には残っているということではないでしょうか。買物のための場所がまだあるわけです。  石岡地区は市街地活性化計画の策定、まちかど情報センターの開設、駅周辺整備事業による定期的なイベントの開催、市でもかなりメニューを用意して、てこ入れ、また、助成を行っております。柿岡も柿岡地区も八郷地区の商店街の集積地であります。忘れないでほしいということです。柿岡地区は、繰り返すようですが、いまだにその通りの両側にお店がつながっております。買物の場所が残っている。これをなくすようなことがあってはならないと私は思っております。今、行政、商工会、商店が一緒になって、これから新しいまちづくりをするような、わくわくするような取組ができないものか。新年度に大きく期待するところであります。  そこでお伺いいたします。  1つ目、柿岡商店街の現状について、市はどのように捉えられているのか伺います。  2つ目、商工会の連携について、どのようにされているのか伺います。  3つ目、商店街の活性化に対する取組について、現在どのような施策があるのか伺います。また、その実績、効果等についてもお聞きいたします。  最後に4つ目です。商店街に対する新たな活性化対策、そういった考えがあればぜひお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 135 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 136 ◯経済部長(塩畑浩行君) 柿岡商店街の活性化についてご答弁申し上げます。  初めに、柿岡商店街の現状についてでございますが、柿岡商店街は、消費者の市外流出に歯止めをかけるべく魅力ある商店街を幅広くPRするために、八郷サービスシール会においてオレンジシールをためて買物をすることで商店街の振興を図っております。また、加盟店以外の店舗もあり、規模といたしましては決して大きくはないかもしれませんが、魅力的な店舗が多くあり、市内外からの消費者が訪れていると認識してございます。  次に、八郷商工会との連携についてでございますが、八郷商工会と連携して新型コロナ経済対策の中小企業緊急支援事業補助金の取組や市独自の給付金の周知、申請支援を実施してきたところでございます。また、融資あっせんの審査会や経営発達支援計画を策定していただき、八郷商工会と連携をして事業者支援を行っております。  次に、柿岡商店街の活性化に対する取組についてでございますが、市では商店街等の活性化を図るため、商業活性化共同事業奨励補助金として商店街等が行う事業に対しての補助を行っております。また、八郷商工会と連携して、柿岡商店街で開催される柿岡城まつりの補助も行っております。  効果としましては、各種イベントを開催することにより八郷地区のイメージアップを来場者にアピールし、市の観光PRと地域住民へのサービスを行う一方で、商店街へ消費者を誘引し、販売促進が期待できます。  次に、新たな活性化策についてでございますが、令和4年度も市内における消費喚起と地域経済の活性化を図るため、柿岡商店街においても数多く登録していただいた令和3年度に好評だったキャッシュレス決済ポイント還元事業の実施を予定しております。また、令和4年度からは、住宅店舗等リフォーム支援事業を創設し、地元事業者や市民への住環境の改善支援、店舗の魅力度や機能性の向上を支援することで、現在空き店舗となっている店舗をリフォームし新たに活用していただくなど、市内事業者の事業継続の後押し、雇用の創出など、多様な経済効果が期待できるものと考えております。  以上でございます。 137 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 138 ◯5番(川井幸一君) 分かりました。執行部におきましても柿岡商店街の大切さは十分に認識していただいているということが、今、塩畑部長の答弁を聞いて分かりました。また、商工会との連携調整も行いながら各種イベント等に助成し、それなりの効果が現れているということであります。  一方で、この商店街をもう一度見てみますと、現在、商店街において、店を閉めると考えている方もいるかもしれません。1つこのシャッターが閉まってきますと、どこの町でもそうですけれども、その連鎖でシャッター化が進んでまいります。そうなりますと、買物のために皆さんが商店に行く際に明確な目的があったわけですが、その機能がなくなってしまいます。そうすると、訪れることに明確なちゃんとした柿岡へ行ってこうしようという目的があった商店街は、より効率的にそれらの目的をかなえられるショッピングモール等に代替されてしまいます。効率というものは時間という面でも価格という面でも、今、皆さんが多く集まるショッピングモールは勝ってしまい、商店街の顧客は一気にいなくなる、そちらに吸収されてしまいがちです。  しかしながら、先ほどから申し上げている柿岡商店街は生き残っております。地元、それから他の地域からもお客さんを呼び寄せている、そういった現実が今あります。こういった商店街、よく考えますと、なかなかないんじゃないでしょうか。また市内を見回しても、今、柿岡の商店街が石岡の中で本当に充実した商店街ではないかと私は思っております。石岡地区、また、他の市町村からも、先ほどから挙げておりますパン屋さんや和菓子、洋菓子、飲食に柿岡地区へ行っているんですよ。こういうことに重点を置き、商店街の活性化、生き残る商店街への政策、施策を今回お願いしたいと思っております。  例えばフラワーパークに来た観光客ですよ。フラワーパークといいますと私も思い入れがありますので、若干ここから逸れてお話ししますが、フラワーパークだけに頼らず、石岡の観光拠点となるべく、そういった建物を建てて、そこに人を集め、ゆっくりできる場所、あそこの店先でイチゴを買うだけじゃなくて、そこでもイチゴを買える6次産業的なものも含めて、とにかく人を寄せて集める場所をフラワーパークの充実しているここ5年、10年の間にそういった設備をして人を集めていただく。そして、集まったお客さんを今言った柿岡の商店街、そしてまた、誇れる果樹、柿も含めた果樹店、果樹のほうや、また、そば屋もたくさんありますよね。そういった町なかに呼び入れる手法をしてはどうかと思っているわけです。  柿岡商店街に戻りますが、フラワーパークに来たお客様、商店街のタイプとしては、今私の中で非常にはやっています昭和レトロ的な商店街にして、そして、その中でどこにも負けないパンとか洋菓子という戦略をして、プロモーションをして人を呼び込む。そういう仕掛けをこれからしていって、ぜひともこの商店街に人を呼んでいただきたいと思っております。  柿岡商店街は先ほどから申し上げていますとおり、通りの両側に商店があります。安全に買物ができる歩道とか買物のための駐車場、また、ゆっくり休めるベンチ、さらに言えばトイレ等も市が助成するとかして買物環境の整備も必要ではないかと思います。  新年度からは、昨日も説明がありました産業戦略部といった組織改正が行われるわけでありますけれども、産業経済の戦略的な振興を図るため、商工業及び観光業の振興を一体的に取り組むとともに、企業誘致の推進、さらには農産物や特産物の生産振興及び流通に関わるプロモーション活動を行うと聞いております。新たな組織、施策に大いに私は期待しております。そういった意味では、まさに組織の実践としてこの柿岡地区の商店街で行ってはどうかと考えます。こういった観点から執行部の考えを再度お聞きいたします。 139 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 140 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、令和4年度に経済部が産業戦略部に組織改編されます。現在、石岡市においては、商業活性化共同事業奨励補助金を交付して商店街のイベントの補助を行っているところでございます。産業戦略部となることから、商店街の活性化を行うためには地方の同様な商店街がどのような施策を行っているのかを戦略的に調査研究をしてまいりたいと考えております。  今後も市のにぎわい創出のため商店街への補助金を交付するなど支援を継続し、八郷商工会と連携を図りながら実施していかなければならないと考えております。  以上でございます。 141 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 142 ◯5番(川井幸一君) 部長のおっしゃることはよく分かります。まずは、もちろん調査研究、これは必要でしょう。そういう中でしっかりとこの部分に関して研究していただくことも結構ですし、先ほどから部長が言っております支援という部分ではよく理解しました。ただ、やはり私が思うところ、旧八郷町時代、柿岡商店街というのは八郷町の一番大きな商店街でした。しかし、石岡市と合併して十数年たった中で、私が聞いた中であったり調べた中では、なかなか柿岡商店街に対する施策を含めた柿岡商店街をどうしよう、どうすればこういった商店がしっかりできるのかというものに対するそういったものはなかったと私は考えております。それはなぜなのですかという大きな疑問を持っています。市長も出身からいたしますと、少年時代はこの柿岡商店街に来ていろいろ買物をされたと思います。なべやや島田屋でいろいろとお菓子、金魚すくいをやったりゲームをしたり、勉強というよりも遊びに来た町で、いろいろ柿岡のことはご存じかと思いますけれども、そういった思い入れのある町だと思いますので、ぜひともそういったものを検討、実施していただくという以前に、柿岡を何とかしてほしいという私の考えも酌み入れて進めていっていただきたいと思います。
     最後は、言うのが今になって遅いんですが一括でございまして、3回ほどですから最後の質問は市長にお聞きしてまいります。  今申し上げたように、市長も柿岡の商店街、使われると思います、現在でもね。現状はよくお分かりかと思います。多くの商店街がシャッター通りとなる中で頑張っているのが本当に柿岡なんですよ。シャッター通りになってから多額のカンフル剤を打ってもそれほど効果は得られないというのは世の常といいますか、常識的なことになっちゃっていますので、そうなる前が私は大切、それが今じゃないかと思っております。  前にも質問いたしましたが、6次産業化した商品を特産物として販売するとか、町並みを先ほども申しましたように、看板建築ではありませんけれども、私的にはやっています昭和レトロ的にしたりですとか、八郷地区の多くの民芸家や、あと、芸術家も多いですね。下の1階にもありますように陶芸家の方もおります。そういった展示場も含めて町の中心となる場所が、今、駐車場も含めて大きく空いている場所もありますし、ああいったところも利用してやっていただければいいのかなと思います。そういったイベント等を実施するとか、いろいろアイデアが浮かんでまいります。例えば谷中銀座のように町を歩きながらコロッケを食べ、パンを食べ、スイーツを食べたりそばを食べる。そういった町に柿岡商店街はなり得るんじゃないかと思います。それだけ柿岡商店街の力、ポテンシャルはあるということです。  新しいものをつくるということではなく、今ある資源を、これ、初めて出てきます、横文字ですね、ブラッシュアップ、こういったことで新たな柿岡商店街をつくり上げていただきたい。どこに行っても同じような顔が出てくる金太郎あめ的なショッピングモールではなくて、魅力ある柿岡商店街に買物に行く、わざわざ行く、こういう仕掛け、政策が、今シャッターが閉まる前に求められていると思います。それがいわゆる経済戦略であり、商業と観光の融合であり、地域特性ではないかと思います。観光と商業を連携させる、まさにそういった土俵といいますか、そういった場所が柿岡商店街にはあります。これは、今どきの人はそう考えないですけれども、八郷出身、石岡出身なんていうことは、もう合併して、ないんですけれども、いまだに高齢の方は八郷出身の市長には大分期待している部分があると思いますので、ぜひこの政策実現の市長にとって絶好の機会だと私は思います。この機会を逃すようなことがあってはならないと、大分かんでおりますけれども、私は市長に大きく期待するところでありますので、最後に市長に商店街に関する今後も含めて、施策も含めて、考えを伺います。 143 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 144 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。ただいま川井議員より様々な柿岡商店街の活性化に向けた商店街の目的化など、貴重なご意見をいただきました。  議員おっしゃるとおり、私も柿岡商店街につきましては、特色あるそば屋や市内外から多くの人が訪れる菓子店など、それぞれのお店が努力していること、また、オレンジシールなど、商店街として努力していること、そういった多くのポテンシャルを秘めていると感じております。  商店街の活性化につきましては、先ほど経済部長が申し上げましたとおり、キャッシュレス決済ポイント還元事業が柿岡商店街においても大変好評だったと聞いておるところでございます。令和7年度には上曽トンネルが開通いたしますので人の流れにも変化が生じ、新たな需要を取り込んでいかなければならないとも考えております。  いずれにしましても商店街の声をしっかり聞くとともに、産業戦略として八郷商工会と連携を図り、先ほどの議員ご提案のとおり、フラワーパークの活用、商工観光との連携、ジビエの活用、あるいはオレンジシールのキャッシュレスポイントとの連携、あらゆる取組を通して柿岡商店街のブラッシュアップを図ってまいりたいと考えております。多くの皆さんと力を合わせて柿岡商店街の活性化に取り組んでいきたいと思っております。 145 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 146 ◯5番(川井幸一君) ありがとうございます。ぜひ、今言った言葉を私も忘れず、今後とも質問もしてまいりますし、行政のほうでも進めていただきたいと思います。  時間がありませんので、2点目に入らせていただきます。  2点目は、ハラスメント防止に対する取組ということで質問してまいります。  昨年、総務部総務課が全職員に対しましてハラスメントアンケートを行いました。総務委員会に報告された際、アンケート回答率が非常に低かった点、その集計結果からハラスメント行為があったとする数値が非常に高い反面、ハラスメントをしたという数値は低く、加害者と被害者のハラスメントに対する認識の違いが明らかになりました。  また、数年前には消防におきましても消防職員に対してアンケートが行われたと聞きました。しかし、議会には全く報告がありませんでした。近隣市町村の消防においてもパワハラ行為による処分された例も幾つもあり、本市の状況はどうなっているのかも含めて質問いたします。  1点目、職員に対して行ったハラスメントアンケート調査についてであります。調査概要についてでありますが、総務部及び消防本部のそれぞれのアンケート調査の概要について、調査目的、調査方法、回答率、内容を分析してどのようなことが分かったか、お答えいただきます。  次に、その調査結果を受けてどのように対応したのかを伺います。総務部のアンケート調査では、ハラスメントを受けたとする職員が非常に多かったと聞いております。改善を期待して調査に被害を訴えた職員もいるはずですから、ハラスメント行為の調査と認定、防止対策、ハラスメント行為者の懲罰等について、いつ頃どのような対応をしたのか、具体的にご説明いただきます。  次に、2つ目のハラスメント防止法及び市法令遵守の推進に関する条例が生かされているのかについてお聞きします。ハラスメントを総務部に訴えた職員への対応を確認いたします。ハラスメントの通報件数、弁護士相談、内部通報者の保護、公正職務審査会の設置状況について伺います。  アンケート調査による被害者の実態及び把握を総務部へ直接ハラスメントを訴えに来た職員からの聞き取りにより事実を確認する等の調査が行われたはずですけれども、ハラスメントの認定と懲戒処分について、総務部のやる気、本気度がなかなか伝わってまいりません。昨年初めにハラスメントの被害を訴えた職員の事案について、総務部からほとんどフォローがなく、解決に向けて動いているのか不安で仕方ないという声も伺っております。別のケースでは、ハラスメント行為をしたと指摘された加害者側の職員が総務部の事実確認に応じた後に、関係者に脅しとも取れる口止め工作をしたとの話も伝わってまいりました。これは言うまでもなく、隠蔽行為というのは言語道断でございます。総務課が事実確認に1年も2年も時間を要していること自体がなかなか解決する意思があったのかどうかということを疑問に思ってしまいます。条例制定後に訴えのあったハラスメント事案においての考え、調査をどのように考えハラスメントを認定、そして、ハラスメントは犯罪という認識に基づく懲戒処分への対応状況を伺います。1回目です。 147 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 148 ◯消防長(岡野 勉君) 調査概要についてご答弁を申し上げます。  消防本部では、令和2年5月から6月にかけて、パワーハラスメントに関するアンケート調査を実施いたしました。議会に報告できなかった件につきましては、大変おわび申し上げます。  このアンケートの目的でございますが、消防の組織は指揮命令系統の統制により成り立ってございます。管理監督的立場である上席者は災害による被害を最小限に食い止め、活動隊員を受傷させないためにも日々の勤務や訓練時から節度を持った指導が迫られますがゆえに、職務上の優位性を背景として行われる言動や行為、行き過ぎた指導がいわゆるパワーハラスメント行為につながる要素も多く、消防職員の場合は秘めていることも事実でございます。  しかしながら、このような行為は決して許されるべきものではないことから、職員間におけるパワーハラスメント防止対策の一環として、気づきを促しパワーハラスメントを起こさない抑止のための目的でアンケートを実施したものでございます。  次に、調査方法としましては、総務省消防庁から発出されたアンケート調査をベースに、グループウエアの電子申請を活用し、再任用職員を除く消防職員全員を対象に無記名で実施をいたしました。回答者数130名で、回答率は100%でございます。  続いて、アンケートの結果の内容分析としましては、消防の特殊性や階級制度の上下関係の厳しさ、現状活動において危険と判断した際の突発的な事案もあることから厳しい言動などが多く、職員7人に1人がパワハラと疑われる行為を受けたと感じたことがあるという状況を把握したところでございます。分析結果としましては、消防における業務の中では適正な命令や部下指導の範囲とパワーハラスメントの境目の難しさを分析したところでございます。  次に、調査結果を受けてどのような対応をしたかについてご答弁申し上げます。  アンケート調査後の対応でございますが、分析結果を真摯に受け止めまして、消防本部では所属ごとにアンケート調査の振り返りを行い、また、検討を行い、その検討結果を踏まえまして、同年6月26日に消防長からハラスメント撲滅に関する通知を全職員に発信し、ハラスメントの抑止につなげたところでございます。  無記名によるアンケート調査結果でのパワハラ行為の特定及び認定につきましては、無記名であることから困難ではありましたが、疑わしい行為を受けた本人や見聞きした職員が相談窓口等へ通報することで事実確認が行われ、パワーハラスメントの行為が認定されるものであることを全職員に通知してございます。そして、事実確認の結果、認定された場合には速やかに公表し、行為者に対して厳正に対処すべきものであると認識してございます。  次に、消防本部が行っておりますハラスメント防止対策としましては、平成30年2月19日、全国的な消防職員によるハラスメント事案の発生頻度が多いことから、また、全国消防長会、ハラスメント防止宣言の決定を受けまして、当市消防本部におきましてもハラスメント防止宣言を行い、ハラスメント撲滅推進会議の場を年1回設け、会議を開催するとともに、令和元年度からは外部講師をお招きして全職員を対象としたパワーハラスメント防止に関する研修会を開催し、共通認識の確保に努めているところでございます。  また、令和2年6月には不祥事防止対策委員会を設置しまして、ハラスメント防止対策に併せ、不祥事防止対策について検討協議を重ね、さらに4月と10月に行う定例の消防長訓示において、組織の体質改善、職員の意識改革を目指すため、職員一人一人の協力、特に管理職に対し危機管理意識を持った組織運営の取組を指示し、ハラスメントのない職場環境づくりを進めているものでございます。  最後に、ハラスメント行為の懲罰でございますが、ハラスメント行為の事実が認定に至った場合にはしかるべき処分がなされるものと認識してございます。  以上でございます。 149 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 150 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。総務部で実施しましたハラスメントに係るアンケート調査の概要でございますが、まずはその目的でございますが、令和2年6月1日の労働施策総合推進法の改正を受けまして、セクシュアルハラスメント、モラルハラスメント、マタニティーハラスメントを包括しました石岡市職場におけるハラスメントの防止等に関する要綱を策定してございまして、令和3年4月1日からハラスメントの具体例ですとか相談窓口の周知及び管理職によるハラスメントをしない宣言書への署名など、そういった対策の強化に取り組んできたところでございます。  さらには、ハラスメントに関する職員の意識や実態を把握しましてハラスメント防止対策に取り組む必要がございますことから、このアンケート調査を実施したものでございます。  調査方法といたしましては、私どものほうが行ったアンケートも電子申請による無記名形式で実施しておりまして、令和3年5月18日から6月30日にかけて実施をしてございまして、過去3年間の状況について回答を求めたものでございます。  回答率といたしましては、正規職員、再任用職員662名を対象に実施をしてきたところでございますが、議員からもございましたように回答率が440名で66.5%というちょっと低い数値となっている状況でございました。  なお、アンケートの結果の内容分析でございますが、職務上の地位など優位性を背景として行われる言動や行為が多く見られるということで、職員の4人に1人がハラスメントを受けたと感じたことがあるという状況を把握してございます。  また、被害を受けたとされる職員が、何もしなかった、あるいはできなかった状況が多く見受けられたという状況もございました。  次に、調査結果を受けてどのように対応したかということでございますが、ハラスメント行為の調査と認定につきましては、調査結果及び公益通報等をして通報があったハラスメントにつきましては、石岡市法令遵守の推進に関する条例に基づく公正職務審査会によります事実の有無の調査を行うことになってございまして、調査会の調査の結果、ハラスメントに係る事実があった際につきましては、ハラスメントがあった事実と是正措置について、市の執行機関に通知することとなってございます。通知を受けた市の執行機関は速やかに是正措置を講じることとなってございます。  ハラスメントの防止対策といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、アンケートの内容分析を行いまして、ハラスメントの具体例を分かりやすくパンフレットにするとともに、研修の実施、それと、内部及び外部相談窓口の周知徹底を図りながら相談者のプライバシーに配慮した対応を行ってまいったところでございます。  また、8月には市長訓示を行いまして、働きやすい風通しのよい職場を構築していくためには職員一人一人がハラスメントは決して許されるものではないということの共通の認識、意図して強く持ち、ハラスメント防止に全力で取り組むよう、管理職に強く指示がされたところでございます。  ハラスメントを根絶するためには継続的な粘り強い取組が必要でございますことから、定期的なアンケート調査の実施ですとか研修の強化、また、相談しやすい体制づくりに努めまして、現状分析を行いながら効果的な対策を講じてまいりたいというふうに考えてございます。  次に、ハラスメント行為者の懲罰についてでございますが、職員の懲戒処分につきましては、石岡市職員分限懲戒等審査委員会において処分案を審査しまして、審査結果を任命権者に上申することになってございます。任命権者のほうは上申の内容を踏まえまして処分を行うものでございまして、ハラスメント行為を行ったことが事実と認定されたものについては、しかるべき処分がなされるものと認識をしてございます。  次に、2番目の項目のご質問に対する答弁でございますが、ハラスメントを訴えた職員への対応でございますが、ハラスメント行為につきましては法令等に違反する行為でございますことから、石岡市法令遵守の推進に関する条例における内部公益通報の対象となってございます。これまで内部公益通報の件数としましては3件ございまして、うち1件がハラスメントに関するものとなってございます。  次に、内部公益通報の保護についてでございますが、石岡市法令遵守の推進に関する条例に基づき、不利益な取扱いがあった場合、公正職務審査会にその旨を申し出ることができまして、不利益な取扱いについて審査会で審査をすることとなってございます。  また、ハラスメントに関する相談者についての保護につきましては、石岡市職場におけるハラスメントの防止等に関する要綱に基づきまして事実の確認を行うとともに、速やかに被害を受けた職員に対する配慮のための必要な措置及び再発防止に向けた措置を講じることとなってございます。  次に、公正職務審査会の設置状況についてでございますが、石岡市法令遵守の推進に関する条例が令和3年1月16日に施行となってございまして、同日に石岡市公正職務審査会が設置されておりまして、これまでに11回の審査会を開催してございます。  次に、ハラスメントの認定と懲戒処分ということでございますが、先ほどもご答弁させていただきましたとおり、公益通報として通報があったハラスメントにつきましては、公正職務審査会により事実の有無の調査が行われます。これらのハラスメント認定に係る期間についてでございますが、ハラスメントに係る証拠の有無ですとか被害者及び加害者に対する聞き取りの結果の整合性などによりまして調査に要する期間が変わってくる状況もございます。  次に、ハラスメントは犯罪であるという認識についてでございますが、議員ご指摘のとおり、ハラスメントは決して許されるものでございませんので、研修等を定期的に繰り返し行うことで職員の共通認識となるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。  また、懲戒処分につきましては、石岡市職員分限懲戒等審査委員会におきまして処分案を審査しまして、審査結果を任命権者に先ほど申しましたとおり上申することになっておりまして、任命権者は上申の内容を踏まえた処分を行うものでございます。  ハラスメントの事実認定と懲戒処分につきましては、聞き取りの結果、被害者、加害者の意見が食い違う場合ですとか証拠がない場合など、事実認定が容易でないケースが多いということもございます。そのため、弁護士の資格を持つ方で構成されております公正職務審査会による事実認定など、法的な視点を含めて対応しているということがございます。  以上でございます。 151 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 152 ◯5番(川井幸一君) それでは、2回目、質問してまいります。  今お聞きしました総務部の行ったアンケートの回収率が低い点について、ある職員は総務課が信用できないので回答しない職員がいたと言っておりました。その被害を訴えても職場内で解決しろとして、ハラスメントしている上司に訴えた職員名や内容が伝わってしまい、逆にハラスメントがひどくなった例が幾つかあったとのことです。訴えに対して総務課はどのような対応をしてきたのか、まず1点目、伺います。  次に、2点目です。総務部総務課から調査結果が報告されてから半年以上経過いたします。その後何の報告も議会にはありませんが、ハラスメント行為の把握と行為者への懲罰、防止策はどのように進んでいるのかも伺います。  3点目です。消防本部のアンケート調査結果について先ほどご答弁いただきましたけれども、私も立場上いろいろ聞こえてくる声がありますけれども、そういった声と消防長の答弁とには大きな差があります。消防長は、ハラスメント行為が消防内にないということで職員を管理しているのか伺います。  4点目、市職員及び消防職員が突然療養休暇を取る例があります。その中の何人かはハラスメント行為により療養休暇を取得しているようだと伝わってまいりました。そういった情報、これ、消防長や総務部長は持っているのか伺います。 153 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 154 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。アンケート調査結果の中で議員からご指摘がありましたとおり、総務課が信じられないといった意見もあることは存じてございます。そういった場合の相談先としましては、内部相談窓口の総務課ではなく外部の相談窓口、こちら、委託先の弁護士事務所ということでございますが、そちらの周知を行っているところでございます。  また、訴えがあったものにつきましては、相談者がどうしたいのかというのを最優先に相談に応じておりまして、プライバシーに配慮した対応に努めているというふうに思っているところでございます。  次に、調査結果及び公益通報として通報があったハラスメントが疑われるものにつきましては、石岡市法令遵守の推進に関する条例に基づきまして、公正職務審査会において事実の有無の調査を行うことになってございますので、個別具体的な内容につきましては答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、ハラスメントがあった事実が認定されれば、是正措置に従い強い姿勢で対応していくということになろうかというふうに考えてございます。  防止対策といたしましては、繰り返しになりますが、ハラスメントの具体例を分かりやすくパンフレットにするとともに、外部、内部の相談窓口の周知徹底を図っていること、また、管理職においてはハラスメントをしない宣誓書への署名をしていること、また、市長訓示により職員一人一人が働きやすい風通しのよい職場を構築していくためには、ハラスメントは決して許されるものではないことを共通の認識として強く持ちまして、ハラスメントを根絶するよう管理職員に向けて強い指導を行ってまいったところでございます。  あと、療養休暇を取得した職員に対しましては、所属長による定期的な面談及び必要に応じて総務課による面談を実施してございます。その中で、上司との折り合いがよくない、上司から厳しい指導を受けているなどの相談があることは認識している状況でございます。そういった行為者に注意を促したり、また、配置換えなどによりまして環境を変えるなどの対応を図りながら復職に向けた相談に応じているという状況でございます。  以上でございます。 155 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 156 ◯消防長(岡野 勉君) 私からは、再質問の2点目から4点目までご答弁させていただきます。  まず、ハラスメント行為の把握と行為者への懲罰、防止対策はどう進んでいるのかということでございますが、パワハラ行為等を受けた本人、または見聞きした職員からの相談窓口への通報により情報を受けた際、第一に大切なことは所管部局と情報共有をしながら事実確認を行い、スピード感を持った適切な対応に努めることで、被害者である職員の精神的または身体的苦痛の軽減に努めることが大変重要であると認識してございます。  あわせて、事実確認の結果、パワーハラスメント行為に当たるものと認定された場合には、速やかに所管部局への報告をするとともに、行為者に対しては厳正に対処すべきものと認識してございます。  防止対策としましては、四半期ごとに行われます不祥事防止対策委員会において、職員による不祥事案の未然防止対策に併せまして、ハラスメントに関する未然防止対策を進めているところでございます。  取組の内容としましては、セルフチェックを行う体制を整え、自ら言動や行動を見直す機会を設け、ハラスメント行為や不祥事の未然防止に職員一丸となり取り組んでいるところでございます。  また、令和元年度からはハラスメントに関する研修会を開催し、職員のハラスメント行為への意識改革にも取り組んでいるところでございます。  今後も継続してハラスメント撲滅に向けた課題一つ一つをしっかりと受け止め、積極的かつスピード感を持った取組が図れるよう対応してまいります。  あわせまして、職員の意識改革の機会を多く設け、ハラスメントに関する誤った認識や時代錯誤の考えを正し、そこに勤務する職員が能力を最大に発揮できる働きやすい職場環境、風通しのよい職場環境づくりの構築を一層努めてまいりたいと考えております。  次に、ハラスメント行為が消防内にないということで職員を管理しているのかというご質問に対してご答弁申し上げます。  先ほど申し上げました無記名によるアンケート結果では、パワーハラスメント行為の認定は困難であったものと認識してございます。確かにパワーハラスメントと疑われる案件などもありましたが、実際には被害者の受皿である消防本部、総務課窓口等への通報がない状況でございましたので、消防本部内でのパワハラ行為の事実に関しましてはないものと認識してございます。しかし、現在調査中の案件がございましてパワーハラスメント行為の認定に至っていない状況でございますが、ハラスメント行為を行った事実が認定された場合にはしかるべき厳正な処分がなされるものと認識してございます。  最後に、ハラスメント行為による療養休暇取得情報についてご答弁を申し上げます。  情報に関しては、現在のところ持っている状況にはございません。職員の中には心身のバランスを崩し療養休暇を取得している職員がいることは事実です。療養期間中の所属長による面談の内容を確認しましても、職員間のパワーハラスメント行為による療養休暇である事実は現在のところございません。  以上でございます。 157 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 158 ◯5番(川井幸一君) 今、総務部、消防本部よりご説明いただきました。  1点、総務部のほうで気になる件といいますのが、総務部が信じられないという話のときにはどうするのかという点について、外部相談の窓口を周知してそちらに行ったらどうだということでありますが、まさにその辺が、それは言っていることも分かりますけれども、そうじゃなくて、やはり総務部の中でそういう体制づくりじゃまずいと、ぜひとも総務部の中でもしっかり解決できる体制をつくらないと、それは外部にお任せ、ここが信じられなかったら向こうというその持っていき方は、私は違うと思います。  また、今回、両者のアンケート結果によって出てきた答えは、簡単に言いますと、これはなかなか解決できないと私は思います。なぜならば、この対象者の認定というのは非常に難しいという中で、その対象者がなかなかいないものですから、要するに罰することも確定することもできない。となると、解決策というのはなかなかない。ただ、アンケート等で出てきていますように、総務のほうは4分の1の職員がそういった訴えをしておりますし、消防の中でも7分の1の職員がそういったハラスメントに関するそういうことをされていますよと出てきている以上は、私は、これはしっかりと問題解決をしなければこの職場内でしっかり働くことができない。アンケートをやることだけじゃなく、しっかりと解決すること、しっかり予防することが大きな課題でありますし、これをしなかったら職場の中でハラスメントはなくなりませんよ。そもそもこういったものは、なくなったりは私はしないと思います。ですから、そういったものをできるだけなくすように、また、あるものに対しては早期に解決してやって、大変な思いをしている方を和らげるというようなことが私は必要だと思います。それはまさに市長がおっしゃっている、先ほど先輩議員もおっしゃられましたSDGsの中の誰一人取り残さない、また、寄り添う、そういったことを職員にしていかないと、市長がおっしゃっているSDGsの思いというものは市民に届かないものだと思いますので、職員のトップでありますし、職員を守るべき市長が先頭に立って、今後も含めてこのハラスメントに対するしっかりとした予防、そして解決という部分も含めて進めていっていただきたいと思います。それが大きな課題ではないかと思います。市長は全てのうみを出して風通しのよい職場の創出ややる気のある職員の育成、環境整備に努めてまいりますと言っている以上は、しっかりとうみを出し切っていただいて、皆さんが働きやすい職場づくりをしていただきたいと思います。  最後に一言申し上げますと、体の傷というのは治せますけれども、心の傷、それを癒やしたり治したりするということは本当に大変だ、難しいということであります。本当にハラスメントによって病んでしまった職員は大勢いるわけですので、これからそういった職員を出さないがための職場環境づくり、それは大いに市長に期待するところでありますので、これは答弁を求めても大丈夫でしょうか、予定してはいなかったですけれども。市長の最後にハラスメントに対するお考えを伺いたいと思います。 159 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 160 ◯市長(谷島洋司君) ハラスメント防止への取組についてお答えいたします。  具体的な取組につきましては先ほど総務部長が答弁いたしましたとおりでございますが、これまで一般質問でもご答弁いたしましたとおり、私自身の考えとしましては、人間としての尊厳を傷つけられる、先ほど議員がおっしゃった心の傷をつけられるこのハラスメントというものについては、私は絶対に許される行為ではなく、職員を守ること、これが私の役目であると考えております。市長就任以来、様々な取組をしてまいりました。例えば管理職との個別面談、あるいは職員との面談なども努めてやってきましたが、なかなか本当に心の傷、あるいはハラスメントを撲滅するのは難しいなと一方では思っているところでございます。  個別具体的なことについての答弁は差し控えますが、対象者につきましては、パワハラを行った、ハラスメントを行った対象者につきましては、公正職務審査会の審査結果などを踏まえ、ハラスメントは組織の長として見逃すことなく、厳正な対処を行ってまいります。  いずれにしましても、風通しのよい職場をつくって市民サービスを向上する。そのためにはハラスメントは撲滅しなくちゃいけないと思っておりますので、これからも強い意志を持って取組を進めてまいります。 161 ◯5番(川井幸一君) よろしくお願いいたします。質問を終わります。 162 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時15分休憩             ──────────────────────
                      午後 1時30分再開 163 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 164 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。一般質問、一問一答方式でお願いいたします。  去る2月14日、石岡商工会議所において、谷島市長の呼びかけで市長と語ろう会が開催されました。  参加者は商工会議所会員、議員によって構成される各部会の代表者の方々でした。  商業部会、工業部会、建設業部会、理財サービス業部会、病院開業部会から出席した約20名の会議所会員が市長と意見交換を持つ機会となりました。  市長の所信を受けて、参加者からは様々な課題について発言がありました。  その中で市長がテーマの1つに取り上げられた複合文化施設整備事業について、市長の説明とそれに対する参加者からの意見を聞いて、私は大きな衝撃を受けました。  なぜならば、市長はPPPやPFI、DBOといった言葉こそ使われませんでしたが、市長の発言の趣旨、内容は、候補地は鹿島鉄道跡地、事業手法はPFIそのものというものでした。谷島市長はこれを覚えていらっしゃるだろうと思います。  一方、参加者からの意見は、候補地はイベント広場とすべきである。施設の運営は民間には任せられないといったものが圧倒的でした。  そもそも、新市民会館の建設はどうなっているのかあるいは新しい市民会館に複合機能を導入するという話を初めて聞くが、それは一体どんな複合化なのかなどといった発言まで飛び出しました。  市民を置き去りにしたまま、施設整備計画が進められているという実態があからさまになったわけであります。  私は前回、令和3年第4回定例会で、石岡市複合文化施設整備事業について質問したばかりです。  今回、またぞろ懲りもせずにいささかじくじたる思いもありますが、市長をはじめ、頭の中は既にかしてつ跡地、PFI一辺倒になってしまっている人たちを、今こそここでたださなければ議員として、石岡市民として一生の禍根を残してしまう、そのような思いから質問をさせていただくことといたしました。  それでは、1項目目、複合文化施設整備基礎調査の進捗状況について、お尋ねします。  石岡市のホームページを見ますと、令和2年9月に石岡市がブレインファームなる事業者に文化施設整備事業基礎調査の業務を委託したとあります。  契約してから既に1年6か月が経過しております。時間がかかり過ぎではないのでしょうか。  委託した業務の進捗状況、最新の状況を具体的にお尋ねします。  ブレインファームが当初、石岡市のホームページに掲げたスケジュールは順次調査の上、作業を進めていって、令和3年12月、昨年ですね、昨年12月には最終取りまとめをするというものでありましたが、これは全くでたらめなものでした。  前回の私の指摘を受けて、ホームページのほうは修正されました。  しかし、今度は個々の調査項目の予定が全く記載されておりません。執行部から説明をお願いいたします。 165 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 166 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 基礎調査の進捗状況についてご答弁申し上げます。  現在、ただいま議員からご指摘ございましたが、コンサル会社と協議を進めておりまして、複合文化施設整備に係る基本計画案の取りまとめを行っているところでございます。  この基本計画案の庁内調整、今後のスケジュールでございますが、この基本計画案の庁内調整、庁内決定を経た後、議会への説明、市民への説明会、パブリックコメント、民間事業者のサウンディング型市場調査を順次実施してまいりまして、そこでの議論、ご意見等を踏まえ、必要な修正を行い、令和4年度前半を目途に計画を策定していく予定でございます。  以上でございます。 167 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 168 ◯13番(山本 進君) 本来であれば、こうした基礎調査は石岡市民会館を廃止する前に終わらせておくべきではありませんか。  今さらここで、前市長の取り返しのつかない重大な失政を責め立てても仕方がありません。ともかくこの基礎調査を早く終わらせてください。  執行部から様々な議論、意見を踏まえ、必要な修正を加えて、令和4年度前半を目途に計画を策定していく予定であるとの答弁でした。  その修正ですが、修正は基本的な候補地や事業手法の部分までにも及ぶものと理解してよろしいのですか。ここ、大変重要なポイントですので確認をお願いいたします。 169 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 170 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。現在、候補地も含めまして、事業手法などもPFI手法ですとか、従来手法、また、先ほど議員からもございましたそのPPPの中でもDBOですか、そういった準ずる手法についての検討を進めている状況でございます。  以上でございます。 171 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 172 ◯13番(山本 進君) ですから、先ほどその基礎調査が終わって、素案がまとまったらば議会に示しあるいは市民に説明をしていくと、そこで必要な修正を加えてというお話だったんですが、示された素案ですね、そこにおける候補地、事業所、そこまで市民の声を聞いて修正をするということがあるんですか。そのことをお尋ねしています。 173 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 174 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。市民への説明会、パブリックコメント等の実施の際につきましては、当然候補地はイベント広場と駅東地区ということでご意見を伺うということでございますので、その後、民間事業者からサウンディング型市場調査のほうを実施いたしまして、その内容等を踏まえて、修正といいますか、基本計画案の修正ですので内容をある程度決めていくということが修正の内容になってまいります。  以上でございます。 175 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 176 ◯13番(山本 進君) 分かりました。その重要な項目についてもきちっと市民の声を反映した修正もあり得るということで確認いたしましたので、このことはしっかりと記録していただきたいと思います。  次に、複合文化施設整備事業の基本計画案について通告いたしました各項目について、順次質問してまいります。  初めに整備事業の候補地です。  執行部はプレサウンディングの結果、民間事業者は候補地として駅東地区を選定したとしています。  しかし、候補地を選ぶのは民間業者ではなく、施設を利用する石岡市民、整備費を負担する納税者である石岡市民なのではありませんか。これまで、私は何回も何回も繰り返しお聞きしてきましたが、市民意向を集約し、それを反映した候補地の選定は最終的にどんな方法で行うんでしょうか、具体的にお答えください。 177 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 178 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。整備事業の候補地についてでございますが、現在イベント広場と駅東地区を対象に検討してまいりまして、基本計画案を取りまとめている段階でございます。  ただいまご指摘ございましたようにプレサウンディング型市場調査におきましては、民間事業者からはおおむね駅東地区が望ましいという声をいただいているところでございますが、本事業にできるだけ多くの事業者が参画し、適正な競争が働くことにより求められるサービスの提供や質の向上に結びつくよう基本計画案を取りまとめてまいります。  また、一昨日にもご意見をいただいたところでございますが、市民の立場で利用しやすい施設づくりという観点に立ちながら、より多くの方が訪れる施設内容となるよう基本計画案の策定に取り組んでまいります。  以上でございます。 179 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 180 ◯13番(山本 進君) 出来上がった計画案をその形ばかり議会に示したりあるいは市民に一方的に知らせて、民間事業者がもともとつくったその執行部案をそのまま押し通してしまうということ、絶対に止めていただきたいと思います。  このことを強く申し上げ、再度答弁を求めます。市長お願いします。  市長、答弁お願いします。 181 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 182 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。複合文化施設整備事業につきましては、先ほど担当理事のほうから説明したとおりでございますが、多くの関係者、市民の皆様からのお声をお聞きして、それらの声を大切にしながら事業を進めてまいりたいと思っております。 183 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 184 ◯13番(山本 進君) 民間事業者がつくった計画ではなくて、市民の意向を十分に反映した計画、事業を進めていくという市長の答弁をいただきました。  それでは、次の質問、整備手法について伺ってまいります。  これも候補地選定と同じですね、全く。執行部は従来手法とPFI手法に準拠した民間連携事業との比較も行いながら、最もふさわしい手法を採用すると言いながら、プレサウンディング調査ではおおむねの事業者が民間、官民連携手法に対応可能としている。  民間事業者の持つノウハウを生かすメリットが大きいなどと、まさにPFIありきの姿勢を変えていません。これまた、度々申し上げているとおりでありますが、多くの議員、多くの市民が官民連携事業、PPP、PFIといった仕組みが本当にこの石岡市の事業になじむのか、大変疑問視しております。  単に新しい手法に不安を抱くということではなく、他自治体の失敗例も幾つも見てきているからであります。  事業者は収益を優先する、もうからなければ撤退する、結局、石岡市がその赤字補填の負担を強いられる、そんなリスクを負わされることにならないとは限りません。  まずはやってみなければ分からないでは済まないのであります。民意の反映等、慎重な判断が必要なのであります。  市長、改めてここは市長の見解を伺います。 185 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 186 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。様々な手法を検討していくというお話をこれまで度々お話しさせていただきました。  しかしながら、私としましてはこの人口減少社会において、この施設をこの先、石岡市として石岡市民が持続可能な複合文化施設として利用していくと、そのためにはどのような方法がいいのかということを様々検討してまいりたいと思います。 187 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 188 ◯13番(山本 進君) 官民連携といっても、やはり民間主導、民間の利益最優先になって、石岡市の公共の役割といったものが後退してしまうのではないかと、心配します。  本来石岡市として進めていかなければならない文化、芸術事業などが豊かな心を育み、石岡市民の豊かな生活を築くその礎となる役割を果たしていくことができるんだろうか、懸念するわけであります。  再度、執行部の答弁を求めます。 189 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 190 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 事業手法についてご答弁申し上げます。事業手法につきましては現在検討中でありまして、今後、基本計画案の中で採用することが最も適当と考えられる手法を選んでまいりたいと考えております。  PFI手法に関しましては、議員ご指摘のとおり民間資金を活用するという点で、行政による従来手法と大きく異なってまいります。  課題といたしまして、民間事業者が資金的に事業を継続できなくなる可能性や営利を中心に運営することと、文化的な事業との両立が図れるのかという懸念があることにつきましては、担当としても把握しているところでございます。  そういった課題に対する対応といたしまして、適切な事業計画の策定や事業者選定、また、維持管理、運営状況における適切な財務状況のモニタリングですとか、行政と民間の役割やリスク分担の適切な設定などといったことにより対応することになろうと考えております。  これまで、今年度、令和3年度のリーディングプロジェクトにも掲載してございましたが、官民連携事業としての事業手法を積極的に検討していくという方針の下で取り組んでいるところでございますが、行政による従来手法のほか、PFI法に基づく手法とPFI法に準拠しつつ官民連携を図る事業手法がございますので、事業手法間の比較検討を現在進めているところでございます。  以上でございます。 191 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 192 ◯13番(山本 進君) PFIありきではないというお答えいただきましたので、この点についての質問はこの程度といたします。  3点目です。  3点目は、新施設のコンセプトと導入機能と運営についてです。  2月14日の石岡商工会議所での市長と語ろう会でも、会議所議員の大方、ほとんどの人たちが新施設の複合化には反対でした。  ホールのほかに、今ある図書館や子ども施設、公民館やコミュニティー施設の機能をわざわざ新施設に移転して無理に複合化する目的と効果を疑問視するという発言が多かったです。  図書館にしても、それぞれの施設にはそもそも単体として独自に果たす役割や機能があって、それにふさわしい立地というものがあるのではないかという意見が圧倒的でした。  加えて、議会では一昨日来、児童館を複合化することに対して異論が噴出しているところでもあります。これらを踏まえて、執行部の考えを伺います。 193 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
    194 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。初めに、コンセプトについてご答弁申し上げます。  これまでの検討状況といたしまして、人が集うという面で、日頃から市民にとって使い勝手がよく、全ての人にとって居心地がよいということを大切にする必要があるほか、文化芸術活動に触れたり、参加することで感動を得られる場であることが大切になろうかと考えております。  また、そのような活動を通じて、石岡市の歴史や人、自然や文化を知り、市民としての誇りや親近感を醸成するという観点あるいは人や地域の交流を促進するなどを検討しております。  新たな総合計画における市が目指すべき将来像に向けたまちづくりが複合文化施設整備に達成できるよう取りまとめているところでございます。  ただいま議員から児童館、昨日も質疑等ございましたが、児童館についてでございますが、児童館につきましても、施設の導入機能について、庁内の課長級を中心に構成する会議の中で令和2年度から児童館機能につきましても、導入機能の対象として現在検討を進めているところでございます。  以上でございます。 195 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 196 ◯13番(山本 進君) 可能な限りの施設を効率的に運営するという名目の下に、様々な施設をこの駅東の新設に押し込んでしまう、確かに民間業者は顧客を囲い込んで、収益確保に有利な環境がつくれると思いますが、前回の定例会で執行部が民間業者の提案に基づいて、新施設に中心市街地への回遊性を高める工夫をするというようなことを言われておりました。  しかしながら、その複合施設に利用者を閉じ込めてしまって回遊性は確保できないと思います。この点、私理解できません。  また、商工会議所での市長と語ろう会でも、多くの議員の方々が回遊性ですね、市民会館を起点にした、あと、新施設を起点にした市内の回遊性、様々な施設が市内に点在する、それをつなぐ動線はしっかりあるので、その回遊性をぜひ確保してほしいという意見が多かったです。  この点について、どのようにお考えなのか、再度お尋ねしたいと思います。 197 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 198 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。これまで検討してまいりました主な導入機能等でございますが、先ほど議員ご指摘のとおり旧市民会館だった文化ホールとしての機能、また、図書館の機能、子育てをサポートする機能、会議や研修、サークル活動などを行える市民活動スペースとしての機能がございます。  そのほかに民間事業者からの提案に基づきまして、子育てや中心市街地への回遊性を高めるための工夫など、施設利用者のサービス向上や周辺地域への波及につながる機能を現在検討しているところでございます。  以上でございます。 199 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 200 ◯13番(山本 進君) ありとあらゆる機能を新複合施設に閉じ込めてしまったら、石岡市内、回遊性なんて生まれないと思いますね。民間業者の方がどのような工夫をされて、どういう提案をされるのか分かりませんが、大変心配なところであります。  商工会議所の市長と語ろう会の話ばかりになってしまいますが、その市長と語ろう会では、新施設に複合化を名目にあれこれと詰め込んでしまっては、ホールが小さなものになってしまうんじゃないかと、それでは、大規模な行事が開催できない。  様々な団体の県大会とか、関東大会といったような大規模な催事を誘致することもできない、それでは私たちは何の楽しみもなくなってしまう、という嘆きの声、複数の部会から聞こえてきました。  石岡は大規模イベントの誘致もできない、経済効果も期待できない、寂しいまちになってしまうということです。  これについて、ぜひ市長の見解をお伺いしたいと思います。 201 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 202 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。議員ご指摘の市長と語ろう会につきましては、様々な意見が寄せられました。  まずは柏原工業団地の皆さんからは、石岡の駅前に何もないと、その電車を待っているのに待っている場所もないあるいはせっかくこの石岡の駅に降りても、何か石岡に魅力が感じないんだよと、これでは何となく寂しいよね、そういうお話とか、本当にありとあらゆる今石岡のその事業者の皆さんが思っていただいている思いを聞かせていただきました。  どうにかこれをみんなで協力して、この石岡市の魅力を高めていきたい、そういう思いを強くしたところでございます。  今回今理事から答弁があったとおり、イベント広場とそして、駅東地区という2か所の場所があるというお話をさせていただいているところでございます。  1つとしましては、私としましては、この広域によってしっかりと人を石岡市に呼んでくると、それによって、そこの場所だけじゃなくてどこかで切り分けて、その来た人が周辺部に飲食に行くあるいは歩くあるいは宿泊もする、そういうその求心力の拠点としての機能が大事だろうかなと思っております。  そして、一方では今高齢社会に向けまして、公共交通の重要性あるいはその自動車に頼らない、この駅前のウォーカブル都市としての機能、そういったものも大事であろうということで、皆さんにお話をしたところでございます。  いずれにしましても、様々な意見が出たことは確かでございます。そういった意見をどうか多くの皆さんと語り合いながら、しっかりとした合意形成を図っていきたいと思っています。 203 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 204 ◯13番(山本 進君) 市長も言われましたように多くの意見が、市民の皆さん、多くの意見を持っています。  本当にそれを1つずつ丁寧に拾い上げて、集約して市民の要望にかなった新しい施設を、整備事業を進めていっていただくことを改めて申し上げて、次の質問に移ります。  4点目、整備スケジュールについて伺います。  昨日、同僚議員の質疑答弁でお聞きしたところでありますが、改めて私からもお尋ねいたします。  冒頭、ブレインファームなる事業者に業務委託した整備事業基礎調査の大幅な遅れを指摘したところですが、整備基本計画は一体いつ完成して、新設、建設はいつ着工、いつ供用開始になるのですか、改めてお伺いいたします。 205 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 206 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。採用する事業手法によって変わる部分がございますが、令和7年度供用開始に向けた検討を進めているところでございます。  この点につきましては、基本計画案の内容に沿う施設を整備するために参画する民間事業者がどのようなスケジュールを要すると判断しているかについて、サウンディング型市場調査において確認してまいりたいと考えております。  スケジュールに関しましては、少数の事業者しか参画できないような整備スケジュールとならないよう留意することが必要であると考えております。  現在作業しております予定でございますが、令和4年度に事業者選定基準の選定ですとか、公募手続等を行いまして、令和5年度に設計、令和6年度、7年度にかけて建設を行いまして、令和7年度の供用開始を目指して今ただいま事業を進めているところでございます。  以上でございます。 207 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 208 ◯13番(山本 進君) スケジュールについて、大まかです、まずは令和7年供用開始を目標としているということは前々から分かっています。  今の話を聞くまでもありませんが、何か今の答弁ですね、ここでもやっぱりPFIを前提、PFIに決めてしまったという答弁に聞こえてなりません。  基礎調査を民間事業者に業務委託したということは分かりますが、執行部はなぜこのようにそう言葉を濁すのかと、私には理解できません。肝心な整備スケジュールのことです。  全て民間事業者の意向を確認しなければ、整備計画が進められないということなんでしょうか。  先ほどの答弁はそういうことですよ。改めて説明いただきたいと思います。  執行部主体でスケジュールを決めてください。そうでないと令和7年供用開始の約束が守れませんよ。お願いします。 209 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 210 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。コンサル会社との助言といいますか、これまでの実績の中で工程については調整してまいりました。  ただ、その業者のとおりというところではなく、あくまでも担当のほうでそのスケジュールについては最終的な決定はしていくところでございます。  サウンディング型市場調査につきましては、民間事業者の参画の中でこういった事業手法が可能かどうかというところの確認をしてまいりますので、そういう内容をサウンディング型市場調査の中で確認していくということで、あくまでもスケジュールについては市側で、当市のほうで決定はさせていただくという形で進めております。以上でございます。 211 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 212 ◯13番(山本 進君) そのとおり、ぜひ石岡市が主体になって事業を進めてください。  あまり納得のできる答弁でありませんでしたが、最後の質問項目に移ります。  最後に、事業費と財源についてお伺いします。  ブレインファームに委託した基礎調査の最終取りまとめ、これ、まだできていないところですから、その事業費についても概算であってもこれは見込みを立てるのは難しいかもしれません。  ただ、一方ですね、財源については自主財源のほかにどのような国の支援とか、国庫補助と、有利な事業債などがあるのかなと、あらかじめ様々な内容で財源確保の準備をしておくべきであろうかと思いますが、執行部のお考えを伺います。 213 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 214 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 事業費と財源についてご答弁申し上げます。基本計画案として導入する機能、施設規模等の条件に基づき、概算事業費等、財源に関する検討の途中であり、今後庁内協議、庁内決定を経た後、議会への説明等、報告をしてまいりたいと考えております。  市の将来像の実現に向けた期待を受ける施設であると同時に、長期間にわたる施設運営、施設維持管理が想定される施設となりますことから国庫補助金、昨日も議員にご答弁申し上げましたが、都市構造再編集中支援事業ですとかの国庫補助金ですとか、民間資金の活用、さらには有利な起債など、できるだけ財政負担の少ない手法の採用と併せ、財源の確保に関して最大限留意してまいりたいと考えております。  以上でございます。 215 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 216 ◯13番(山本 進君) 財源確保、大変大事なことですのでよろしくお願いいたします。  1点ですね、合併特例債が東日本大震災の被災地として認定された石岡市においては、その期限が再々延長される、そういった特例を受けておりまして、複合文化施設事業のために約20億円の起債額が残っているというふうに私は記憶しておりますが、手元に資料がありませんので、この金額、私の記憶違いでしたらおわび申し上げますが、この有利な合併特例債を活用するというようなことは検討されなかったんでしょうか、お尋ねいたします。 217 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 218 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。ただいまご指摘いただきました複合文化施設に係る合併特例債につきましても、この複合文化施設整備事業における財源の確保の1つとして検討対象としているところでございます。  以上でございます。 219 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 220 ◯13番(山本 進君) 分かりました。財源確保、くれぐれもよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わりますが、最後に繰り返し申し上げます。  市長にはかしてつ跡ありき、PFIありきの考え、今でももしありましたら、ぜひ一度きれいに払拭していただき、市民意向を最大限取り入れた文化施設の整備事業、石岡市の将来としたこの一大事業を、石岡市の将来都市像をしっかり見据えながら正しく、正しくですよ、着実に進めていっていただきますようお願い申し上げます。  最後の最後、蛇足ながら昨日市長がPFIという言葉をプライベート・ファイナンス・イニシアチブと妙に滑らかな口調で言い直されましたので、これを聞いて私たちは、またまた大きな不安を覚えてしまったわけであります。  以上で終わります。 221 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午後 2時04分休憩             ──────────────────────                   午後 2時18分再開 222 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 223 ◯6番(櫻井 茂君) 6番・櫻井 茂です。一問一答方式で質問をさせていただきます。  それでは最初に、消防本部の条例違反処理について伺ってまいりたいと思います。  条例で支給が義務づけられている消防職員への特殊勤務手当について、消防本部が長年にわたり意図的に支給してこなかった事実が明らかになりました。法令遵守が求められる行政において、違法な事務処理が放置されてきた経緯について、また、事実が明らかになった後の対応についても、被害職員に対して誠意ある対応を怠っていると思われる点があることから、質問をさせていただきます。  最初に、条例違反行為がなぜ長年にわたり続いてきたのかについてお尋ねをいたします。 224 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 225 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。本来であれば条例にのっとって職員に支給すべきである第8条の夜間特殊業務に従事する職員手当、また第11条の消防業務に従事する職員の特殊勤務手当のうち、消防車両等の緊急走行運転業務に従事する職員手当でございますが、文書保存期間である5年を遡り調査した結果、少なくとも直近5年間は現在の運用がなされておりました。また、複数人から聞き取りや特殊勤務手当の予算額などから、少なくとも平成17年市町村合併後には、現在の運用と推測されるものでございます。  消防本部では、長年にわたり消防本部の内部基準で、条例を改正せずに運用を図ってしまったことによりこのような結果に至ったものと解釈してございます。大変申し訳ございませんでした。  以上です。 226 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕
    227 ◯6番(櫻井 茂君) 消防長のほうからご答弁いただきましたけど、ちょっと私のお尋ねしている趣旨と違うのかなという気がしております。というのは、消防長は平成24年から平成30年までの7年間、消防本部総務課で勤務されております。平成31年に消防長に昇格されまして現在に至っているわけでありますけれども、消防本部の職員管理において消防長は、ある意味、現職員の中で誰よりもその事務処理を隅々まで熟知する総務のスペシャリストと言えるはずです。7年間在籍、総務課でおられたわけですから、その後消防長になっておりますので、事実上、その延長と考えればその年数がさらに延びるということになるかと思います。  特殊勤務手当に関する条例は、例規集を見ればもう一目瞭然ですけれども、別表を見れば一目瞭然で消防本部が支給をしてこなかったその手当の問題についてはすぐ分かると思います。勤務年数が長い管理職なら当然であります。この条例違反行為、総務課勤務職員のほとんどが多分知っていたはずだと思います。手当に関するマニュアルである内部基準書には、これは決算委員会の際に私、資料請求してその内部基準書を頂いていますけど、その内部基準書に書かれてある文章を読めば、もう明らかにこれは違反だということは分かると思うんですね。そのときもご紹介しましたけど、また今日もちょっと読み上げますが、条例にのっとり1回の機関員業務につき150円を支給するもの。ただし、1当直につき支給額の上限を150円としていると記載されているので、小学生でも多分この文章を読めば、あれ、ちょっとつじつまが合っていないよねと分かるような文章なんですね。  ですから、消防本部の総務課にいないで、ほか出張所等から総務課に配属になった方であれば、条例規定を細かいところまで勉強して、違反している、違反していないんだということは多分確認されないでしょうから、もう条例にのっとってやっているという前提で皆さん、頭の中ができているわけですから。でも、消防長のように7年も8年も総務課で勤務されている人であれば、職員であった時代に条例改正を幾つかやっているんですよね。ということは条例を何度も確認されているので、なおかつこの内部基準書を作成した人であれば、もう違反であることは分かっているわけですよ。ただしというただし書で入れているわけですから。  そこでお尋ねしますけれども、この内部基準書はいつ頃作成されたものなのか、消防長、在籍時につくったこと、経験があるのかどうかお尋ねしたいと思います。 228 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 229 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。手当関係の内部基準でございますが、私が在籍中にはつくった記憶がございません。その前からの運用であるのかなと、臆測でありますが、私が総務課に入った24年以前にもう既に出来上がっていたものではないかと推定されるところでございます。  以上でございます。 230 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 231 ◯6番(櫻井 茂君) いろいろなその手順や手続において法的なものから逸脱して扱う場合、グレーゾーンは当然あるわけで、ハンドルの遊びではないですけれども、きちきちにやるのが果たしていいのかという議論も当然ありますからそこは申し上げませんけど、今消防長がおっしゃったとおり、合併直後から多分こういった条例違反が行われていて、それを自分たちは引き継いできたというようなおっしゃり方だったと思いますが、職員研修をきちんと受けて管理職になる職員であれば、要するに内部の手順書、マニュアルを見た段階で、条例にマッチしていないということは多分分かると思うんですね。  問題はそこからなんですよ。要するに、間違いを正すという行為を消防本部の総務課がやるのかどうかということだと思います。消防本部の総務課って何をされるところなのかというのがこれ、分かっていらっしゃるとは思うんですよね、スペシャリストですから。消防本部の総務課は、職員のためにある課ではないんですか。職員の給与を管理し、福利厚生を行い、ある意味、身分を守ったり身分を制限したりする、両方あるとは思いますけれども、職員のための課であるはずなのに、職員に手当を払わない。  これ、例えば、今財務部長出席していますけど、財政課で予算、切られちゃうからつけていなかったとか、そういう話ではないと思うんですよね、条例に入っているわけですから。そこはちょっと私とは考えが違いますね。前から続いていたからそのまま受け継いじゃったということであるならば、毎回総務部長がやっている研修は一体何なのよということになると思います。もう誰でも分かる条例違反です、これは正直な話。  それで、今年度の4月から、総務部のほうでコンプライアンス担当ということで併任辞令が出ていると思いますけれども、職員に対する法令遵守の推進及び不祥事の防止に関すること、職員の公務員としての倫理の向上について担当すると説明がされております。果たして今回の件が法令遵守をしているのか。不祥事の防止もできていないと。職員としての倫理の向上も多分ないでしょう。コンプライアンス担当はこの1年、一体何をやっていたのかというのをお尋ねするしかないですね。  そして、条例違反がなぜ長年続いてきたのか。今回の問題について消防本部の間違いを是正できない風土、土壌、これについて、条例違反発覚後に聞き取り調査等を行われたのかお尋ねをいたします。 232 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 233 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今回の消防本部における、条例と異なる処理をしていたという点についての聞き取りということかと思いますが、そちらにつきましては、私も総務課のほうにおきまして消防本部の総務課といろいろ調整をしていたという経緯はございます。そういった中で、私のほうには今回の件についての経緯ですとか、いろいろ調査をしろということを私も指示してございますので、そうした中で私のほうに報告に上がってきたのは、先ほど議員からもございましたように、長年にわたってこういったことが行われてきたという事実があったということと、また、それがどういった対象のものであったか、5年間の履歴が残っていると。そういった中でどういった対応を今後していったらいいのかということになりますが、条例に基づいて支給するというのはその後の対応としては必要であるということで、発覚後については、ちょっと時期、申し訳ございませんが、きちっとした支給、条例に基づく支給を行っているというふうに思っております。  今回の経緯についての調査聞き取りは複数人の方、退職者も含めてやってきたんですが、いつの時点からこういうことになってきたのかということもなかなか私のほうでは理解がまだできていない状況でございまして、そういった中で、対象になっている5年間の職員の方に対しての遡及した支給をどうするかというようなことについて協議はしたという経緯がございます。  以上でございます。 234 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 235 ◯6番(櫻井 茂君) 総務部長のほうからご答弁いただきまして、総務部のほうもよく理解できないというようなご答弁だったと思いますが、理解できないので私、質問しているわけですよ、ここで。要するに、長年にわたって続けられてきてしまった先ほどの職場の雰囲気、風土、そういったものが本来正されなければならない、これは自立した職員として当たり前のことであり、それを促すのが管理職だと思っています。でも、管理職の方が率先して、総務の方々が率先して支給をやめるような行為をしていたと。それがいつ頃なのか誰なのかは今ここで議論しても意味のないことだと思います。間違いが分かったのなら、そのときから直すべきなんですよね。その機会をあったにもかかわらず、多分逸してしまったのか、あえてやらなかったのかは分からないんですけど、消防長が総務課勤務時代に、この問題で、例えば別な方から、支給しないとおかしいんじゃないか、あるいは総務課内で、支給しないとおかしいんじゃないかというような、そういった議論ということは起こったことがないんですか。お尋ねをします。 236 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 237 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。私も在籍経験のある消防本部総務課は、消防事務全般及び職員の服務に関しまして管理していかなければならない部署でございますけれども、これまで条例を改正せずに内部基準に基づいて支給を行っておりました。これまで職員からの支給に対しての意見やクレーム等もなく、総務課内での議論というのも、実際のところ、私が在籍中にも行っておりませんし、そういった意見に際しましては、その上限150円であるというふうな解釈をしていたところでございます。  また、年に1回開催されます消防職員委員会というのがございまして、それで提出できる意見の中で、職員の給与、勤務時間・条件、厚生福利に関することなどがございますけれども、これまで特殊勤務手当に関することの意見等もなく、また、総務担当者会議なども開催しておりますけれども、その中でも意見等はございませんでした。  以上でございます。 238 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 239 ◯6番(櫻井 茂君) 特にそういったことがなかったというお話なので、ちょっと私は驚いております。本当にそれでいいのかということですね。本来そういったことがあったんだけれども、今いろいろな事情で続けてしまったことは誠にまずかったというようなお話なのかと思いましたけど、逆に言うと、言わせない雰囲気があったのかと勘ぐられても致し方ないのかなという気がしております。  そこでお尋ねしますけれども、昨年の4月21日開催の経済建設消防委員会において、消防長は次のように述べておられます。再発防止と信頼回復のためにも情報を共有するとともに、密に横断的な相談をさせていただきまして不祥事防止対策を進め、風通しのよい新しい組織体制を構築してまいりますと述べておられますけれども、今回の条例違反よりも前の発言でありますから、今回の条例違反の内容を想定しておっしゃっているわけではないのはよく理解できますけれども、そのような発言をされているけれども、今回の条例違反発覚後、不祥事の防止対策として何をされ、風通しのよい新しい組織体制の構築に向けてどのようなことをされているのか、お尋ねしたいと思います。 240 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 241 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。今回の一連の特殊勤務手当の未支給につきましては、条例に基づいた適正な事務処理がなされていなかった事実を消防長として、また、組織として重く受け止めまして深く反省し、事務執行を含めた組織体制の見直しを図り、より一層法令を遵守するとともに、常に危機管理意識を持ち、職員間の情報共有を図りながら風通しのよい職場環境づくりに努めてまいります。二度とこのようなことが起きないように、適正な事務処理、事務執行を進めて再発防止に努めてまいります。また、この過ちを風化させることなくしっかりと受け止めまして、これから未来に向けて消防の姿がよいものになるよう努力してまいります。  以上でございます。 242 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 243 ◯6番(櫻井 茂君) ご答弁いただきましたけれども、果たしてそのような形で本当に対応されてこられたのかどうかはこの次の2点目で再度確認させていただきますけれども、誤った行政事務による債務の返還行為としての統一性、公平性についてお伺いをしてまいりたいと思います。  特殊勤務手当の未支給者の数と金額の総計、これに対して誰がどのような協議を行ってどのような判断を出したのか。協議経過とこれによって導き出された判断についてご説明をいただければと思います。 244 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 245 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。文書保存期間であります過去5年6か月での未支給者の数と金額の総計でございますけれども、対象となる職員数は139名で、金額については、第8条夜間特殊業務及び第11条消防業務のうち、緊急走行運転業務を合わせまして、546万3,860円でございます。  次に、協議の結果でございますけれども、今回、議員からご指摘を受け、未支給であった人数、金額の洗い出しをまず最初に行いました。この調査結果を基に消防本部、総務部、財務部、市長公室と協議、調整を行いまして、最終的な当市の判断として、労働基準法の規程で2年間の遡及を行うものでございます。  以上でございます。 246 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 247 ◯6番(櫻井 茂君) 内容的には分かりました。ただ、そこで大事なのが、今回、この遡及2年間で民法の規程ということだろうと思いますけれども、されたと。ここで最も大事なのが、先ほど消防長もおっしゃっていましたけど、情報を共有する風通しのよい新しい組織体制にするんだとおっしゃっていましたけど、この意思決定の中にそれがあったかどうかなんですよね。特殊勤務手当が未支給である職員139名ということで先ほど答弁いただきましたけど、この139名に対して、今回どのような説明をされたのでしょうか。そこをお尋ねします。 248 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 249 ◯消防長(岡野 勉君) 今回の事案を受けまして、消防本部としましては、特殊勤務手当の誤った支給に関して、職員に対しては条例どおりに支給されていなかった概要を説明し、消防活動に対して報いるべき対価としての手当が正規に支給していなかった旨を謝罪し、しっかり対応を図る旨を説明いたしました。  また、今後の対応などにつきましても通知文を作成し、全職員に通知をしている状況でございます。この遡及につきましては、本定例会において補正予算の議決をいただいた後に、全職員に対しまして遡及返還する説明を再度丁寧に行いまして、あわせまして、特殊勤務手当の条例に沿った支給ができなかった事実を謝罪を行ってまいりたいと思います。  以上です。 250 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 251 ◯6番(櫻井 茂君) 職員に説明したとおっしゃっていますけど、それならばお伺いしますが、未支給の職員一人一人に対して、5年6か月分の未支給額の合計額は先ほど答弁いただきましたけれども、これは個人分の合計額です。Aさんという職員に対して、例えば10万円、5年6か月で未支給の手当があったと。遡及2年間になってしまうので、時効でお支払いできないのが例えば8万円だよと。2年間遡って2万円をお返ししますというような、そういう一人一人に被害職員の債権分の金額の説明をされた上で、そういった2年遡及で勘弁してほしいというような説明をされたのか、了解を求めたのかお尋ねします。 252 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 253 ◯消防長(岡野 勉君) 各個人に対しての説明は、実際のところ、しておりません。  以上でございます。 254 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 255 ◯6番(櫻井 茂君) 職員の方に奪ってしまう金額を説明しなくていいんですかね。先ほど来、私のほうでも質問で150円の話はしていますけど、150円を払えないので勘弁してほしいという話じゃないんですよね。ちなみにですけれども、消防長、データ持っていると思いますけれども、お尋ねします。時効により支払われなくなった金額、この大きい金額、上からベストスリーの方、名前は当然お聞きしませんけれども、3人分、幾ら払わないのかお尋ねしたいと思います。 256 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 257 ◯消防長(岡野 勉君) 手元に資料はございますが、今の時点ではちょっとそこまでの数字が出せませんので、後ほど答弁ということでもよろしいでしょうか。 258 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 259 ◯6番(櫻井 茂君) 消防長のほうでは資料は持っているけど分からないということなので私が代わってお答えします。私のほうでも資料請求しまして、139人分の1人別のデータをいただきました。もちろん職員の名前は書いておりませんのでどなたがどの金額かは分かりません。ただ、金額の順に並べ替えましたところ、一番多くもらえない方は、私の手元にあるデータでは11万640円です。要するに、3年6か月分、時効によりあなたに払わないという金額が11万640円です。その方が受け取る金額は3万3,710円。合計で14万4,350円分のデータが総務課の職員によって確認されたということで伺っています。  総務課の方は徹夜でこのデータを集めたらしいので、ご苦労さまでしたということで後ればせながら申し上げますけれども、そういった努力を無駄にしないようにこれは職員に伝えなきゃいけないんだと思います。ちなみに2番目の多くもらえない方、9万5,440円。3番目の方は9万3,130円です。これは伝えなくていいんですかね、その方に。民法の時効だから払えないよと。払う金額も多分伝えていないと思います、一切そういう情報を。これで本当に情報共有と言えるんですかね。  そこでお尋ねしますけれども、こうした誤った行政事務を行った際に、市は、消防本部でない部門、どのような対応をしてきたのかについて他の例と比べて統一性が図られているのかについて確認させていただきます。特殊勤務手当を支払わず、問題になっているケースは、多分石岡市のほかに見つけることが私、できませんでしたので石岡市だけだと思いますけれども、そのため、同じケースで比べることができませんので、固定資産税、納税者に還付する場合がございまして、その例が非常に特徴的なものですから、これを確認させていただきたいと思います。納税者への説明、通知、税法の時効に対しての実際の返金の期間、法定利息等の説明を求めたいと思います。 260 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・門脇君。 261 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。市民税や固定資産税などの市税につきましては、市県民税の修正申告や、市が原因となる課税誤りが見つかり、本来の税額より多く納めていただいている場合、地方税法第17条に基づき、市税過誤納還付金の還付処理を納税義務者に対して行っているところでございます。  還付できる期間でございますが、地方税法第17条の5及び18条の3により、最大5年間と定められております。しかし、固定資産税及び都市計画税、それから軽自動車税につきましては、自主申告による課税額が決定する市県民税と違いまして、課税客体に対して市が課税する額を決定通知します賦課課税方式であり、納税者側は課税誤りに気がつきにくいことから、税法で定められた期間以上の還付ができるよう、石岡市固定資産税等過誤納返還金取扱要綱を定め、最大で20年まで返還できるようにしてございます。  この要綱におきまして20年とした根拠でございますが、国家賠償法第1条により、国または公共団体の過失によって損害を加えたときには公共団体が賠償する責任があると示されていることから、国家賠償法第4条及び民法第724条第2項にあります国家賠償請求権の消滅時効の期間である20年に基づくものといたしております。  また、市が原因となる誤りが発覚した際の流れでございますが、速やかに納税義務者へ通知を行い、市の課税誤りについて謝罪するとともに、修正後の納税いただく額、返還額、還付加算金などにつきまして丁寧に内容の説明を行いまして返還処理を進めてございます。  以上でございます。 262 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 263 ◯6番(櫻井 茂君) 財務部長のほうから、固定資産税の還付の際の手続、納税者に対する謝罪、情報の提供、そういった点について答弁をいただきました。同じ行政でありながらも、税においては市民にしっかりと説明を行い、時効を宣言せずに税を戻す対応をしています。手当の未支給分についても、石岡市が時効を採用しなければ、記録の残る5年6か月分を支給することは法的には可能だと私は思いますけれども、これは時効の援用という言葉で法律家の間では言われているようです。私は法律の専門家ではありませんのでよく分かりませんけれども、時効を宣言しなければ、データはありますから返せるわけですよね。返した際、幾ら違うのかって、そんな驚くような金額じゃないんですよね。あえてここで時効を宣言して2年間とするというようなことで決められたんでしょうけれども、時効を宣言しないということが法的にできるのかどうか、総務部長に見解を求めたいと思います。 264 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 265 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からございましたように、時効の完了といいますか、それは労基法に基づいて時効の援用、時効だということでこちらが申し出れば完了することになりますが、ただ、それに条件がございまして、先ほど議員からございましたように、その債権が幾らあって、この分が消滅してしまうよというような通知をきちんとしなくちゃいけないというふうに私は考えてございます。  以上でございます。 266 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 267 ◯6番(櫻井 茂君) 今答弁いただきましたけれども、その通知というのは誰から誰にする通知かお尋ねしたいと思います。 268 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 269 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。当然ながらこれは個々の個人について消防長になるかと思いますが、今回は。消防長のほうから通知をするということになるかと思います。 270 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 271 ◯6番(櫻井 茂君) 今回、消防署のほうでは一切説明していないと、先ほど金額については。というお答えがありましたけれども、これは民法で言うところの信義に反する行為とは違うのですか。それを総務課の消防本部、市長も、今回2年間の遡及しかやらないよということで時効を一方的に宣言するような構えで議案のほうも提出されていますけど、これは民法に反していませんか。行政がそういうことをやっていいんでしょうか。どなたかご答弁お願いします。 272 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 273 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。先ほども申し上げましたとおり、きちんとした説明をしましてこのような対応を取るべきというふうに考えてございます。 274 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 275 ◯6番(櫻井 茂君) 行政の決定の意思決定過程において大きな瑕疵が、間違いがあるということを今、答弁されたわけですよね。これ、どうされるんですかね、この後。  質問を続けさせていただきます。未支給の手当について、時効により2年間の遡及とされたわけであります。先ほど消防長のほうから、職員には文書で説明したというような答弁もありましたのであえてお尋ねしますけれども、この文書をちょっと私、見ました。2月15日に出した文書じゃないかと思うんですけれども、総務課長名で。この2月15日に総務課長名で、時効があるので2年間しか遡及しませんよという通知なんですが、なぜこれは総務課長名なのか。通常、先ほど財務部長から答弁いただきましたけれども、多分税は市長名で市民に通知しているんじゃないかと思うんですよね。悪くても総務部長名ですね。課長名って多分ないと思います。今回職員に対しては総務課長ということだったので私、総務部の総務課長が出したのかなと思いまして、その点を総務部長に確認させていただきたいと思います。 276 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 277 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。そういった通知については私どものほうでは関知していないといいますか、協議の中ではそういったものは出ていませんので、ちょっと確認はしてございません。 278 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 279 ◯6番(櫻井 茂君) 総務部総務課長で発信はしていないということらしいので、そうしますと消防長のほうでお尋ねするしかありませんので、消防長のほうから答弁いただきたいと思います。 280 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・岡野君。 281 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。こちらの総務課長名での通知でございますが、私が総務課長に指示をしまして、事前の対応、これからの対応ということで未支給についての通知文を指示したところでございます。私の判断で決定いたしました。 282 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 283 ◯6番(櫻井 茂君) 消防本部の総務課で出したということで、消防本部というか、消防職員対象だったので総務課に多分されたのかなと思いますけど、これ、総務課長名でよろしいんですかね。私はそこが引っかかるんですよね。要するに、先ほど申し上げたように、職員は一番多い方で11万を超える金額を知らないうちに捨てさせられているわけですよ。搾取されたと言っていいのかもしれないですけど、そのような状況の中で総務課長名で、時効があるから2年分しか払わないよという通知なんですよね。謝罪は一切その文書の中に入っていなかったです。要はもう上意下達というか、俺らの言うこと、聞けというふうにしか私は読めなかったんですよね。私はそこが非常に引っかかりました。本来であれば消防長の名前で、消防長名で、本当は市長名だと思いますよ、私はこれは。それを消防本部の中で誰が決定したのかは分かりませんが、総務課長名で発信させたと。これはちょっとどうなんでしょうね。風通しのいい職場だとは私はとても思えません。  それと、2月15日付の、これは発信なんですけど、実は総務委員会は2月2日に行われていて、総務委員会の中で時効を2年分でしか遡及しませんよという報告をされているんですよね。それを受けて、実は私が総務部総務課長にそれでいいんですかとお尋ねしたんですよ。消防職員、誰も知らないみたいですよって。多分それで、総務部の総務課長が消防本部の総務課長なのかどなたかにそれを伝えて、説明しないとまずいんじゃないんですかということで文書を出したのと違うんですかね。要は、自ら出したんじゃなくて、言われて後から出したんじゃないかと思います。2月15日というのは実は告示日なんですよね。事前に説明していないんですよ、一切。金額の説明もなければ、時効2年ということでさえも実は事前に説明していなかったというのがそこで分かるかと思います。
     それで、質問の3に入ります。法令遵守が求められる行政において、職員の受給権を一方的に奪う条例違反行為に対する責任の所在が明確に示されていない点についてお尋ねをしたいと思います。民間企業ですと、賃金を搾取、未払いといった場合、民間企業の場合ですとそういったケースが時々ありますね。企業経営が苦しくなって賃金が払えないといったところでそういった事例があるようですけれども、被害職員が訴えて労働基準監督署等からペナルティーを受けて、企業のトップや責任者が責任を取るケースがあるようです。  今回の条例違反に関しては、国や県からの指導、監督、監査はないのでしょうか。また、行政としての責任はどのようなものになるのかをお尋ねしたいと思います。 284 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 285 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今回の特殊勤務手当の未支給につきましては、国、県からの指導、監督についてということでございますが、こちらは受けていない状況でございます。  また、行政としての責任ということでございますが、公務員として率先して法令を遵守すべきであるにもかかわらず、長きにわたり条例の規定と異なる取扱いをしてきたということについては、私としましては重く責任を感じてございます。責任の所在ということにつきましては、今回問題となっている手当支給に係る消防本部での内部取決めの経緯ですとか経過が、先ほども申し上げましたようにはっきり解明ができていない点ですとか、これまで関わってきた職員が多数存在するということで、既に退職している職員もございますことから、責任の所在を明確にすることはちょっと困難な面があるというふうに感じてございます。  以上でございます。 286 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 287 ◯6番(櫻井 茂君) ただいま答弁いただいた内容を聞いて非常にがっかりしました。行政機関ですので、労働基準監督署等からの処分がないというのは分からないではないですが、それじゃ、誰がこれ、責任、取るんですかね。今のお話ですと、長年にわたり続いてきたものは責任の取らせようがないと私、聞こえたんですね。そうしたら、これ、ますます隠蔽するじゃないですか。違反行為があったらば、例えば私が違反行為を見つけてしまいましたと。私はその現場の責任者でありますから、自分で自ら見つけて、私を処分してください、もしくは私の上司を処分してくださいということは絶対言わないですよね。であれば、私はどこかに異動するまで絶対言わないです。違反、処分されないんですから。長年続いてしまえば処分できない。これ、賃金、払わないんですよ。  それならばお尋ねしますけど、労働基準法第11条の規程で判断すると、特殊勤務手当は賃金に該当いたします。この賃金を条例どおりに支払っていない行為、これは労働基準法上どんな違反行為になるのか、また、これに付随する罰則規定もあると思いますので、これについてご説明をいただきたいと思います。 288 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 289 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からご指摘があった点につきましては、賃金等については生活給の一部ということでございまして、法に基づいてきちんと適正に処理をしていくということが本当に原則といいますか、当たり前のことであるというふうに感じてございます。  この特殊勤務手当についての判断でございますが、私どもとしてもなかなか議論のところがございまして、どういったところにその法的な根拠を持ってやっていくかということをいろいろ考えたわけでございますが、上位法に基づいて行われるものではないと、特殊勤務手当についてでございますが、そういったことから、任意に条例で定めることができると、自治法上、認める範囲で、条例で特殊勤務手当は設定することができるということでございまして、それに基づく支給ということでございますので、私たちもちょっとその辺の整理的には今、こうだということを答弁できる状況にはないと感じております。  以上でございます。 290 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 291 ◯6番(櫻井 茂君) 私、浅はかな知恵で申し上げれば、私が調べた範囲、このたびの条例違反は労働基準法第24条の賃金支払い原則に反しており、法律違反ではないかと思います。労働基準法第119条には罰則の規定がありまして、30万円以下の罰金刑に課せられる可能性がある。加えて、時間外労働等の割増し賃金も未払いの場合は6か月以下の懲役、30万以下の罰金刑というようなことがその法令の中ではうたわれているようです。ですから、違反行為としては決して軽くないのではないかと思います。  ただ、総務部長から答弁があったように、地方自治体あるいは消防職員、団体交渉権は非常に制限された消防職員でありますから、そういった法の体が及ばないときもあるんだろうと思います。実際に労働基準法第24条に違反するかどうかは総務部長のほうで改めて調べておいていただければと思います。もし仮に違反しているのであれば、これは非常に罪が重いということで、しっかりしてもらわないと困りますね。これ、だって、やっていていいということを自ら言っちゃうことになりますから、もし何の処分もしないんだったら。行政としての責任、これを見逃した職員の責任、これはしっかりやっていただかないと、もう違法行為を見つけてしまった職員は口、つぐみますし、しゃべっちゃったらその職員は大変な目に遭わされちゃいますよね。おまえが余計なことを言うから俺がと。それが今、現実にほかで起きているわけじゃないですか。そこをしっかり受け止めていただきたいと思います。  市長にお尋ねしますけれども、今回その条例違反行為、皆さん、何か軽く考えていたんじゃないかと思うんですよね。150円の話ばっかり私、言っていましたから、実際は深夜の業務に対する手当なども含めると結構な手当が出ているんですよ。私がもらったのは未支給の職員だけなので、実際に管理職に支給されていた部分とか、そういった手当の部分については私のほうの数字が入っていませんから、実際はもっと大きなお金なんですよね。  まずは、情報共有というのであれば全部説明してください、職員に。君は11万円、もらえないんだ、勘弁してほしいと言うのか。いや、11万円もらえるように自分は頑張るよと、だから今後も頑張ってくれと言うのかは、もうそれは消防長にお任せするしかないです、私の権限外なので。  それに加えて市長はそのことをどのように判断するのかですね、問題は。今回の条例違反行為に対する責任、職員の手当が失われた責任、誰がどのように取るのか、これはリーダーである市長にお尋ねするしかありませんので、お答えがあればお尋ねしたいと思います。 292 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 293 ◯市長(谷島洋司君) 行政としての責任につきましてご答弁申し上げます。先ほど総務部長から答弁がございましたとおり、過去の経緯がはっきりしない中で責任の所在を明確にすることは困難な状況ではございますが、法令を遵守するべきであるにもかかわらず、条例と異なる支給を行っていたことについては私自身も大変重く受け止めております。今後につきましては、当然のことではございますが、より一層法令を遵守し、適正な執行に努めるよう指示をしているところでございます。 294 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 295 ◯6番(櫻井 茂君) 市長からご答弁いただきましたけれども、責任の所在が、以前から続いているのでよく分かりづらいというような答弁ありましたけど、本当にそれでよろしいんですかね。先ほど申し上げたように、民間企業などでもそのようなケースがあるということで申し上げましたけれども、今の管理体制の中で明らかになった以上、今の方が何らかの責任、取るしかないんだと思いますよ。それができなければ、不祥事が起きたとき、みんなうやむやですよね、以前からやられていて自分の時代ではないから知らないよと。それでいいんでしょうか。私はそう思います。その点を踏まえていただいて、今後の対応を私のほうも見てまいりたいと思います。  次の質問に入ります。2つ目、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてでございます。  日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、80歳までに3人に1人がかかると言われております。その要因は、子どもの頃にかかった水痘、水ぼうそうですね、ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、免疫が低下した際などに帯状疱疹として発症することが明らかになっております。  2016年に厚生労働省は乾燥弱毒性水痘ワクチンを50歳以上に限って使用することを認め、2020年には不活化ワクチン、シングリックスの使用を認めています。その効果は発症率を50%から90%抑制するとされていることから、ワクチン接種の助成について質問させていただきたいと思います。  質問の1です。帯状疱疹の症状と罹患状況ということで、帯状疱疹の症状についてまずお尋ねをいたします。 296 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 297 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。帯状疱疹は、水疱を伴う赤い発疹が体の左右どちらかに帯状に出る皮膚の疾患でございます。症状がよく出る部位は胸や背中が挙げられますが、顔や下腹部、腕、足、お尻など体のどこにでも出現します。強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、最も頻度の高い合併症でございます。また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴など合併症を引き起こすことがあると言われております。 298 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 299 ◯6番(櫻井 茂君) 続いて、その罹患状況、石岡市あるいは茨城県内の数値データがあれば併せてお尋ねをしたいと思います。 300 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 301 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。罹患状況でございますが、帯状疱疹は、子どもの頃に水ぼうそうに罹患した後、体内の神経節に生涯にわたり潜伏感染し、加齢や免疫が低下した場合、ウイルスが再活性化し潜伏感染をしていた神経節の支配領域の皮脂に発症する疾患でございます。  水ぼうそうは感染力が非常に強く、ワクチンを受けなければ10歳までに約80%がかかると言われてございます。そのため、国立感染研究所では、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を経験すると推測しています。市及び県の数値データはございませんが、参考としまして、国立感染研究所の疫学調査の状況から、発症する可能性は1年間で1,000人に4.38人との報告があります。こちらを当市に当てはめますと、1年間に314人の発症者がいるということになります。  以上でございます。 302 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 303 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。本来であれば、実は現在、国民健康保険加入者の通院データ、これがデータベース化されていまして、帯状疱疹で診察を受けた方の数字、人数であるとか医療費の額を確認したいと思ったんですが、どうやら確認したところ、皮膚病しかデータ、持っていないというようなことで、細やかなデータがないというようなことでちょっと残念だったんですが、ただいま部長のほうから国立感染症研究所のデータも示されたように、発症率といいますか、それなりにいらっしゃるということが分かったわけであります。  2つ目、2点目、ワクチン接種の効果とその支援策、帯状疱疹ワクチンの種類と接種方法、その副作用と予防効果についてもお尋ねしたいと思います。 304 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 305 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、帯状疱疹ワクチンの種類でございますけれども、現在2種類の製品があり、どちらも50歳以上の方が接種対象となってございます。このワクチンの種類と接種方法でございますが、まず1つ目の生ワクチンでございますけれども、こちらは0.5ミリリットルを1回皮下注射いたします。2つ目の不活化ワクチンにつきましては、0.5ミリリットルを2か月の間隔を空けて2回、筋肉内注射いたします。  帯状疱疹を予防する効果でございますが、生ワクチンでは、60歳以上では61%、70歳以上では55%、帯状疱疹後神経痛への効果は67%で、効果期間は3年から11年と報告されてございます。  不活化ワクチンでは、50歳以上では97.2%、70歳以上では89.8%、帯状疱疹後神経痛への効果は88%で、効果期間は少なくとも9年程度と報告されています。  なお、副作用についてでございますが、生ワクチンでは注射部位の痛みと腫れがごく軽くあるほか、接種後1週間から3週間後に発熱や発疹がまれにあります。不活化ワクチンでは、注射部位の痛みと腫れが強く、筋肉痛や疲労感、頭痛のような症状もあると報告されております。  以上でございます。 306 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 307 ◯6番(櫻井 茂君) それでは、この実際に帯状疱疹ワクチン、最近テレビコマーシャルをこれ、やっているんですよね。ちょっと私、通告してから気がついたんですけど、そういう意味じゃ身近になってきたのかなという感じがしております。帯状疱疹ワクチンの接種費用、金額に若干ばらつきがあるようですので、お伺いしたいと思います。 308 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 309 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。こちら接種費用でございますが、医療機関での自由診察のため参考となりますが、生ワクチンは7,000円から1万円程度で1回、不活化ワクチンは2万円から3万円程度で2回接種となってございます。  以上でございます。 310 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 311 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。帯状疱疹につきましては、80歳までの間に3人に1人が発症すると言われておりまして、発症した場合の痛みは高齢者にとって非常につらいということであります。そして、ワクチン接種を行った場合、その効果が非常に大きいことも分かったわけであります。そうしたことから、帯状疱疹ワクチン接種の啓発及び接種費用の一部助成、支援についてお考えがあればお尋ねをしたいと思います。 312 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 313 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。帯状疱疹は加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となると言われており、今後高齢化等の影響で発症者が増えてくることが想定されております。特に高齢者が帯状疱疹にかかった場合、重症化することが多く、後遺症が残ったり、帯状疱疹後神経痛により強い痛みがしつこく続き、全身状態が悪くなることがございます。  身近なところでは、今年80歳になる私の母も2月に帯状疱疹を発症し、頭から顔にかけて皮膚症状が見られ、神経と皮膚の炎症による激しい痛みに襲われております。皮膚の症状は治りましたが、1か月経過した今でも症状が長引き、つらい痛みが残っていることから、高齢者にとっては非常につらいものと認識しております。  市といたしましては、医療費の抑制も念頭に、まずは帯状疱疹の発症予防のため、日頃の健康管理や早期治療、ワクチン接種について啓発に努めてまいりたいと考えております。  なお、現在、厚生労働省の厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会等において、定期接種に向けた検討が継続されております。帯状疱疹の予防接種の助成につきましても、今後、国の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 314 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 315 ◯6番(櫻井 茂君) 帯状疱疹が早期発見、早期治療であれば症状も軽く、治癒も早いことが分かっております。しかし、発症初期段階で帯状疱疹と分からないケースも多々あるようです。ただいまの部長のほうからも答弁ございましたけど、実は私の父も、初期段階では分からなくて、結果、数か月にわたって痛みと闘っていたことがあります。もう十数年前ですけれども、二、三か月ほど非常に機嫌が悪くて、うちの雰囲気が非常に悪かったことを今でもはっきり覚えています。多分、父は相当苦しんでいたんだろうと思います。  また、これは再発症するケースもあるということが出ておりますので、一度なったからといって安心できないという非常に厄介な病気のようでもあります。ケースとしては非常に少ないとは思いますけれども、2度、3度、3度あるのかどうか分かりませんが、何度もかかるのは多分皆さん、嫌でしょうから、高齢の方は免疫機能の衰えが、これは間違いなく避けられないわけでありますので、3人に1人が発症するというそのエビデンスがあるわけですから、ぜひワクチン接種について前向きにご検討いただきまして、このワクチンの効果が10年に及ぶと、10年に近い効果があるということでありますから、その効果も非常に大きいと思います。予防効果の発揮によりまして医療費の削減にも一定の効果が見込めますので、ぜひともワクチン接種費用の助成について石岡市でも早期に取り組んでいただいて、不安なく安心して暮らせる石岡市を実現していただければと思いますが、市長のお考えをいただきたいと思います。 316 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 317 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。帯状疱疹に罹患した場合の痛みは、実は私自身も2度経験しておりますので、大変つらいものであると認識をしております。市といたしましては、医療費の抑制も念頭に、帯状疱疹の発症予防のため、日頃の健康管理や早期治療、ワクチン接種についての啓発に努めてまいります。  また、予防接種の助成につきましては、現在、厚生労働省の厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会等での定期接種化に向けた検討が継続されておりますので、その検討状況や動向等を注視するとともに、市としても助成が可能か検討してまいります。 318 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 319 ◯6番(櫻井 茂君) 市長が2度かかっているというのは私、今初めて聞きましたので、ちょっと釈迦に説法的なところがあって申し訳ないんですが、それであるならば市長のほうもその痛み、苦しさはお分かりだと思いますので、ぜひ早期実現に向けて協議をしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 320 ◯議長(菱沼和幸君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月4日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  お疲れさまでした。                   午後 3時15分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...